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The World (.hack)

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The World(ザ・ワールド)とは、.hackシリーズの舞台となっている架空のゲームである。架空のオペレーティングシステム「Altimit OS」向けに、CyberConnect Corporation(以後「CC社」)が発売したMMORPGである。Plute Kiss(後述)後の初めてのオンラインゲームとして発売された。プレイヤーはコントローラーとヘッドマウントディスプレイを使用してThe Worldにアクセスする。

概要 編集

The Worldは、エマ=ウィーラントのネット叙事詩「黄昏の碑文」をモデルとし、ハロルド=ヒューイックが作成したfragmentを基としている。大きく分けて、

の3世代が存在し、以下に挙げるのはThe World全体で共通する概念である。

パーティとメンバーアドレス 編集

プレイヤーは最大3人のパーティで冒険することができる。パーティに誘うためには相手のメンバーアドレスを有することが必須である。

サーバーとルートタウン 編集

複数の並列するサーバが設けられており、ユーザはそのサーバー間を自由に行き来することができる。サーバーにはそれぞれルートタウンが存在し、ログイン時やフィールドから戻った際には必ずルートタウンに転送される。

エリアワード 編集

3つのワードから構成される文字列で、ルートタウンで使用することで一意のフィールドやダンジョンに転送される。それぞれのワードは敵のレベル・アイテムのレベル・フィールドやダンジョンの構成・天候などの属性に影響を及ぼす。エリアワードは複数存在するサーバーで同じものが使用されており、表記の際にはサーバ名を付与して区別する。

碑文と八相 編集

「黄昏の碑文」に登場する禍々しき波で、エマの化身ともいえる存在。ゲームの根底概念として存在するが、一般プレイヤーは直接的に関係しない。 テンプレート:Rellink

ロストグラウンド 編集

ゲーム内に存在し特定のワードから転送される、管理者すら制御できないエリア。ただし、「Δ隠されし 禁断の 聖域」などの存在はR:1時代から知られていたが、ロストグラウンドと呼ばれるのはR:2になってからである。 テンプレート:Rellink

ネットスラム 編集

The World内に存在するイリーガルなエリア。凄腕のハッカーとして知られる「ヘルバ」によって設立・管理され、管理者が管理できないエリアの1つであるためチートPCや放浪AIの隠れ家となっている。

R:1においては一時的にΩサーバの代替として一部が利用され、後に正式なルートタウン化の誘いを受けるがヘルバ自身が断っている。R:2では正式なルートタウンではないものの、他のルートタウンよりも機能的なタウンとなっている。

発売までの経緯 編集

20世紀末~2004年までに全世界規模で爆発的に普及したインターネットにより、"情報の民主化"が発生。その負の影響として、ネット内では様々なハイテク犯罪が増加した。そんな中、"Deadly Flash"と呼ばれるコンピュータウイルス[1]の効果で死者7名を出す惨事が勃発。ウイルス作成者である日本人男性にはネットワーク犯罪史上初の死刑判決が下された。

2005年12月24日に“Pluto Kiss(冥王のくちづけ)”と呼ばれるウイルスが発生する。そのウイルスは社会の様々な機能を停止させ、全世界のネットワークが瞬時に停止する。77分後にネットワークは復旧するものの、ウィルス製作者が10歳の小学生であったことも重なり、ネットワーク全体の脆弱性を露呈する結果となった。しかし、ALTIMIT(アルティミット)と呼ばれるOSを搭載したコンピュータだけはこのウイルスの影響を受けなかった。国連の世界ネットワーク協会(WNC)においてALTIMITが支持され、新たなる世界レベルの標準OSとして普及したが、一般社会において通常の人間はネットの使用を禁止された。

2006年夏、ALTIMITが個人向けにも普及され始める。同時期にALTIMITを制作したメーカーから離れた有志がサイバーコネクト社(CC社)を設立。そして「fragment」と呼ばれ、後にThe Worldのプロトタイプとなったネットワークゲームの企画を“ハロルド=ヒューイック”と名乗るドイツ人がCC社へ持ち込む。

2007年5月、fragmentのテストプレー開始。"Pluto Kiss"以降、エンターテインメント系のネットワーク利用には制限がかかっていたが、WNCから特例で許可が下りる。だが、fragmentのテストプレイは1024人しか公募されず、当初6ヶ月の予定だった運用期間は、わずか3ヶ月で終了してしまう。

2007年12月24日、Pluto Kiss発生日からちょうど2年後、同日は"Mother's Marry Kiss(聖母のくちづけ)"と新たに命名され、全世界のネットワーク利用が解禁。同時にCC社によって「フラグメント」を発展させたゲーム、すなわちThe Worldが全世界同時ダウンロード販売された。

fragment 編集

ドイツ人のプログラマー、ハロルド=ヒューイックが黄昏の碑文を基に単独で製作した作品。

実際にも2005年11月23日に、PS2専用ソフト「.hack//fragment」が発売されている。ただし、これは第1期ゲーム.hackのシステムによるものであるため、ハロルドの開発したfragmentとは異なる。

.hack//fragmentについては.hack (ゲーム)#.hack//fragmentを参照

The World R:1 編集

fragmentをもとにCC社が製作・運営した作品。2007年12月24日になると同時にダウンロードが開始され、2008年中には利用者は2000万人以上に及んだ。

2007年から2015年にかけて運用されたが、CC社本社の火災でデータサーバーが被害を受けたことにより、R:2への移行が決定された。

サーバーとルートタウン 編集

以下に挙げるのは、作中で存在が確認されているサーバである。 テンプレート:Rellink

  • Δ(デルタ)サーバー 水の都 マク・アヌ
  • Θ(シータ)サーバー 高山都市 ドゥナ・ロリヤック
  • Λ(ラムダ)サーバー 文明都市 カルミナ・ガデリカ
  • Σ(シグマ)サーバー 空中都市 フォート・アウフ
  • Ω(オメガ)サーバー 遺跡都市 リア・ファイル

上記のほかに、Pluto Again(第1期ゲームの事件)の際には不安定であったΩサーバーが、ハッカー・ヘルバによって作られたミラーサーバーで代替されている。また、R:1後期(.hack//黄昏の腕輪伝説の頃)には、期間限定のルートタウン「幻の都 ヌーベル・モント」(サーバー名は不明)が公開されている。

ジョブ 編集

テンプレート:Rellink

  • 剣士(ブレイドユーザー)
  • 重剣士(ヘビーブレイド)
  • 双剣士(ツインユーザー)
  • 重斧使い(ヘビーアックス)
  • 重槍使い(ロングアーム)
  • 呪紋使い(ウェイブマスター)

以上に加え、R:1後期(.hack//黄昏の腕輪伝説の頃)には以下のジョブが追加されている。

  • 拳闘士(けんとうし)
    • 人狼族(ワーウルフ) 高位の拳闘士が転職でき、人と狼の2つの姿に変身できる。

戦闘 編集

テンプレート:Rellink

魔法陣
フィールドとエリア上には魔法陣が配置されており、プレイヤーが接近することでモンスターや宝箱が現れる。

舞台とする作品 編集

The World R:2 編集

CC社が製作・運営した作品。名前のみを受け継ぎ、完全新作同然の作品となっている。

The World R:1のデータサーバーが火災により被害を受けため、計画段階であったThe World R:2が2015年12月24日に発表され、2016年に発売された。しかし、The World R:1からのデータの引継ぎが不可であったことや、PK行為が解禁されたことにより前作のプレーヤーの多くが引退したが、多数の新規プレーヤーが参入したことによりプレイヤー規模は1200万人以上となり、ゲーム自体の気質も大きく変化した。また、計画段階であったものを急ごしらえで仕上げたためか、サービス開始時からバグなどが多く見られた。

世界観 編集

The Worldでは以下の3勢力が存在する。

  • アールヴァクル 蒸気技術を持つ人族の勢力。リーダーはイシュメルという人族の男性。マク・アヌとブレグ・エボナを中心に活動する。
  • オグミオス 紋章技術を持つ獣人族の勢力。リーダーはヒープ・ホープというウ族の女性。ドル・ドナを中心に活動する。
  • テウタテス 強大な兵力を持つ人族と獣人族の混合勢力。リーダーはアルアジフという人族の青年。ルミナ・クロスを中心に活動する。

アールヴァクルとオグミオスは対立しており、テウタテスは双方の勢力の持つ技術と兵力を取引する間柄にある。プレイヤーはテウタテスに所属する。

種族 編集

プレイヤーが使用できるPCタイプは以下のように分類される。

  • 人族 R:1から存在する、最もスタンダードな存在。
  • 獣人族
    • ガ族 熊のような体躯を持ち、優れた身体能力で戦う戦士タイプの獣人。
    • ライ族 身体的・能力的に人族と同程度で、身軽さでは比肩するものがないといわれる獣人。
    • ウ族 小さな体格で、知力や感受性が豊かな獣人。ギルド「医療連盟癒し隊」は、マスターのタダシ長官以外の全員がこのタイプのPCを使用している。

また、プレイヤーが使用できるPCのほかに、NPCとして以下の種族が存在する。

  • 神々 かつて世界を作り統治した存在であるが、過去の戦争で多くが死に絶え、現在ではフォルセトとケルヌンノスの2神のみしか確認されていない。
  • 蒸気人形 人族が作った蒸気で動く人形で、家事全般をまかなうことができる。メカ・グランティもこの部類に含まれる。
  • グランティ族 かつて神々がエルフから取り上げた「良いところ」を元に作られた存在。コミュニケーション能力に優れ、ギルドの管理などの仕事を任されることも多い。
  • チムチム族 蒸気技術の動力源となる「チム玉」を生み出せる存在。総じて気弱であるが、一部は攻撃的な面を持つ。
  • エルフ族 神々により生み出され、地上の統治を任される存在であったが、逆鱗に触れたため「良いところ」を奪われ滅んだとされる。
  • 精霊 紋章の技術の根源である、自然界に潜む存在。

サーバーとルートタウン 編集

以下に挙げるのは、作中で存在が確認されているサーバである。

  • Δ(デルタ)サーバ 悠久の古都 マク・アヌ
  • Ω(オメガ)サーバ 闘争都市 ルミナ・クロス
  • Θ(シータ)サーバ 蒼穹都市 ドル・ドナ
  • Σ(シグマ)サーバ 双天都市 ブレグ・エボナ

上に挙げたうち、「ルミナ・クロス」のみアリーナと一部のショップが存在するだけで、他のルートタウンのようにフィールドへのプラットフォーム的な役割を持たない。

ジョブ 編集

テンプレート:Rellink

  • 斬刀士(ブレイド)
  • 撃剣士(ブランディッシュ)
  • 魔道士(ウォーロック)
  • 呪療士(ハーヴェスト)
  • 重槍士(パルチザン)
  • 双剣士(ツインソード)
  • 拳術士(グラップラー)
  • 鎌闘士(フリッカー)
  • 妖扇士(ダンスマカブル)
  • 銃戦士(スチームガンナー)
  • 錬装士(マルチウェポン)

ギルド 編集

同じ志を持つプレイヤーの集団。「テウタテスに所属する冒険者の団体」と位置づけられている。大きな貢献をしたギルドに与えられる3つの城が存在し、作中では「ケストレル」「月の樹」「TaN」に貸与されている。 テンプレート:Rellink

戦闘 編集

スキルトリガー

テンプレート:Rellink

レンゲキ

テンプレート:Rellink

覚醒

テンプレート:Rellink

舞台とする作品 編集

脚注 編集

[ヘルプ]
  1. 瞬間的に強烈な光信号を発生させ痙攣や意識障害を起こすものであった。現実世界でもポケモンショックの例で害があることは周知されているものの、実際に死に至らしめる事は極めて困難であるとされている。

テンプレート:.hack da:The World (.hack)

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