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テンプレート:修正SDガンダム GGENERATION』(エスディーガンダム ジージェネレーション )シリーズは、バンダイより発売されていた「SDガンダム」を題材としたウォー・シミュレーションゲーム。通称はGジェネ

概要[]

スーファミターボで発売された『SDガンダムジェネレーション』シリーズ(開発はトムクリエイト)の直接的継承作。2006年8月3日発売の『PORTABLE』より、バンダイのコンピュータゲーム事業を継承したバンダイナムコゲームスからの発売となる。

第1作はプレイステーション用ソフトとして1998年に発売され、以降様々なハードでシリーズ作品が発売されている。

同じくガンダムを題材としたウォー・シミュレーションゲームである『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズが戦争全体を取り扱うリアリズム志向の戦略シミュレーションゲームであるのに対して、本作はガンダムシリーズの個々の戦いを再現する戦術シミュレーションゲームである。比較的操作が容易なため、シミュレーションゲーム初心者でも楽しめるシステムとなっている。また、作品ごとにオリジナル設定のモビルスーツモビルアーマーが登場する。

シリーズを通しての特徴[]

本シリーズは、ゲームシステムが据え置きゲーム機の作品と携帯ゲーム機の作品で大きく異なる。また、ストーリー構成の観点から分類すると原作作品のストーリーを再現したステージに自軍が介入するシチュエーションモードを採用した作品と、複数の作品のストーリーを元にして纏め上げたゲームオリジナルのストーリー展開をするクロスオーバー作品に分けられる。

本項目では便宜上、シリーズ作品を据え置きゲーム機シリーズ携帯ゲーム機シリーズに分類し、前者を更にストーリー面でシチュエーションシリーズクロスオーバーシリーズに分類して解説する。『PORTABLE』は携帯ゲーム機の作品の中でゲームシステム面では据え置きゲーム機シリーズ、ストーリー面ではシチュエーションシリーズのシステムを採用している唯一の作品である。

いずれのシリーズ作品にも共通していることは、敵軍の機動兵器(モビルスーツの他、モビルアーマー戦闘機など。「ユニット」と呼ばれる)を捕獲することが出来ることである。捕獲した機体はそのまま自軍の戦力として使うことはもちろん、解体して資金やパーツにすることが出来る。主に据え置きゲーム機シリーズ作品では、敵の戦艦を撃破するとそれに所属していたユニットは行動不能になり、捕獲することが出来る。主に携帯ゲーム機シリーズ作品では、ダメージを与えてHPを減らしたり複数の味方機で囲むことで捕獲することが出来るが、こちらは一般兵の乗った機体でないと捕獲出来ない。

据え置きゲーム機作品では敵を倒して経験値を得ることで、機体を育成して別の機体に変化させる開発や2つの機体を素材として別の機体を生産リストに加える設計により新しい機体を作る事ができる。

携帯ゲーム機作品ではパイロットを育成し、補給ポイントを消費して機体の獲得や強化できる。主に機体を分解することでパーツが手に入る。このパーツを他の機体と組み合わせることで新たな機体を獲得できる。また各キャラクターの名台詞を「IDコマンド」として使用し、特殊な効果を得ることが出来る。

宇宙世紀作品に登場する機体は基本的に時代が進むほど性能が高くなっているが、宇宙世紀0110年代以降の小型MS(第2期MS)の性能がスペック値に比べて低く設定されていることが多い。その一方、宇宙世紀以外の時間軸の作品に登場する機体については作品間の技術レベルの比較が困難なため、その都度一定ではない。また、量産機よりも少数生産された機体(試作機・実験機・先行量産機など)の方が高性能な傾向がある。

プレイヤーが行動を選択することができるユニットはゲスト軍と自軍に分類できる。ゲスト軍はアムロ・レイや連邦兵といった、原作作品の主人公とその味方となる登場人物である。ゲスト軍はステージごとに配置されており、基本的に経験値を得てレベルを上げても次のステージに持ち越されることは無い。逆に、撃破されたとしても次のステージには何の影響も無い(撃破されることが敗北条件になっている場合は除く)。自軍は継続して使用していく部隊である。プレイヤーが独自に部隊編成をして戦線に投入する。パイロットやユニットの経験値は次のステージへと引き継がれる。なお、一定の条件を満たすことで原作キャラクターを自軍パイロットとして使用することができる作品もある。ただしゲスト軍として登場するステージではそちらが優先され、自軍としての出撃は不可能となる。

ステージによっては、ゲスト軍に「志願兵」が登場する場合がある。この志願兵を最後まで生存させたまま[1]ステージをクリアすると志願兵を自軍に編入することができ、Gジェネオリジナルキャラクターとなる。オリジナルキャラクターは複数名居るが、その中の誰になるかはランダムで決まる。性格は様々で、高い戦闘能力を持つ者も居れば整備や通信といった戦闘以外の能力が高いブリッジ要員もいる。彼らは名前を自由に変更することが出来る他(一部例外あり)、ニュータイプ能力を持たない場合は強化人間にすることも出来る。

携帯ゲーム機作品ではゲスト軍は居らず(ゲストキャラクターとしてスポット参戦するキャラクターはいる)、ほぼ全て原作作品の登場人物をプレイヤーが使う事になる。条件を満たすことで、原作では死亡した人物を仲間にすることも出来る。据え置きゲーム機の作品である『NEO』もほぼ同じだが、補充兵として『F』までに志願兵として登場していたオリジナルキャラクターが数名登場する。

シリーズ一覧[]

据え置きゲーム機シリーズ[]

開発はトムクリエイトが担当。

シチュエーションシリーズ[]

SDガンダム GGENERATION[]

SDガンダム GGENERATION』は、1998年8月6日に発売されたプレイステーション用ゲームソフト。『SDガンダム G CENTURY』の続編として作られているが、ゲームシステムは『SDガンダムジェネレーション』を引き継いでおり、実質的にはこちらの続編である。

シチュエーションモードは「一年戦争開戦」(『機動戦士ガンダム』のプロローグ)から「第二次ネオ・ジオン抗争」(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)までを宇宙世紀の時系列順に、全42ステージが用意されている。『機動戦士ガンダムΖΖ』は後の作品でもシナリオ数が少ないが、青の部隊やマサイ・ンガバなどが登場するのは現在のところ本作だけである[2]

ア・バオア・クー攻略戦では、『MSV』の登場人物であるジョニー・ライデンとシン・マツナガの他、『0083』の登場人物である不死身の第4小隊アナベル・ガトー『Ζ』の登場人物であるヘンケン・ベッケナーアポリー・ベイロベルト『ΖΖ』の登場人物であるラカン・ダカランが一堂に会する。『ZERO』も同様であったが、『F』と『PORTABLE』ではシチュエーションモードが時系列順でなく任意選択式となったこともあり、ガトーとライデンしか登場しなかった。

シナリオは『逆襲のシャア』までだが、機体は『機動戦士ガンダムF91』から『機動新世紀ガンダムX』まで登場する。対人戦モードでは、これらの作品の主人公をレンタルという形で登場させることが出来る。本作のみヒイロ・ユイ強化人間の扱いになっている。

SDガンダム GGENERATION-ZERO[]

SDガンダム GGENERATION-ZERO』(エスディーガンダム ジージェネレーション-ゼロ)は、1999年8月12日に発売されたプレイステーション用ゲームソフト。ゲームディスクは2枚組。

シチュエーションモードは、前作から更に『ガンダム・センチネル』、『機動戦士ガンダムF91』、『機動戦士Vガンダム』のシナリオを追加し、前作では1ステージのみだった一年戦争外伝作品もシナリオ全体が収録されており、全50ステージを用意している。ただし、この影響で『1st』のステージが減少した(ランバ・ラルを倒した後、『08小隊』のステージに移行し、これをクリアするとジャブロー攻防戦まで話が飛ぶ)。また、一部のステージは特定の条件を満たすことで後編に進めるようになっている(例えばステージ1の場合、前編が1週間戦争、後編がルウム戦役)。その為、事実上は80近いステージが用意されている。

レンタルキャラクター、ブリッジクルー、テンションシステム、ボーナスステップ、ACE登録など、シリーズの根幹となるシステムが今作から登場した。

レンタルキャラクターは前作とは異なり、シチュエーションモードでの利用が可能になった。資金を支払うことでクリアしたシナリオのキャラクターを1ステージに限り使用することが出来る。また、シャア・アズナブルをザクIIやゲルググなどに搭乗させることでシャア専用機になるので、プロフィールモードのMS図鑑を100%にするには欠かせない。尚、レンタルキャラクターには同一人物を同時に複数登場させることは出来ないという制約がある。例えば、『1st』のステージを全てクリアすればシャアやブライトをレンタルできるが、『Ζ』の大半のシナリオでもシャアとブライトが登場するのでレンタルできない。また、特定の機体を入手することでもキャラクターがレンタル登録されるようになった。アナザーガンダムなどシチュエーションモードの無い作品の登場人物がこれに該当し、例えば∀ガンダムを入手すれば『∀ガンダム』の主人公であるロラン・セアックが登録され、サイコガンダムMk-IIIなら『ガンダム・ザ・バトルマスター』のマリア・ニコルスが、パーフェクト・ガンダムなら『プラモ狂四郎』の京田四郎が登録される。

戦艦には艦長の他にブリッジクルーを配置出来るようになった。例えばドライバー能力の高い人物を操舵士にすれば戦艦の命中・回避率が上昇し、メカニック能力の高い人物を整備士にすれば、搭載した機体のHP・ENの回復量が上昇する。これに伴い、戦闘能力は低いがブリッジクルー能力の高い者が登場し、オリジナルキャラクターはより一層個性が際立つようになった。

敵を撃破したり、敵の攻撃を回避することでパイロットのやる気が上昇するテンションシステムが導入された。最高テンションの超強気になると攻撃が必ずクリティカルヒットするようになる。戦艦以外のユニットが敵を倒せばボーナスステップが発生し、もう1度行動可能になる。超強気状態でエネルギーさえ尽きなければ、1ターンで複数の敵を倒すことも可能である。

機体のレベルをACEまで育成することで、その機体を生産リストに加えることが可能になった。これをACE登録と呼ぶ。これは主にゲスト軍の機体を入手する為に用いる。例えば前作の場合、νガンダムを入手する為にはリ・ガズィカスタムとドーベンウルフから量産型νガンダムを設計し、それから開発を進める必要があったが、本作ではACE登録によって容易に獲得可能である。また、一部ACE登録を利用しないと入手できない機体も登場した。

この他、シチュエーションモードと異なり自軍オリジナル部隊の出撃が出来ないキャンペーンモードが用意されている。こちらでは『機動武闘伝Gガンダム』、『新機動戦記ガンダムW』、『機動新世紀ガンダムX』がそれぞれ1シナリオだけプレイ可能である。ちなみに、本作のみモビルファイターは一切エネルギーを消費しない他、ガンダムローズのローゼス・ビットが必殺技ではなくサイコミュ兵器の扱いになっている為、パイロットのジョルジュ・ド・サンドがニュータイプの扱いになっている。次回作以降はどちらも変更されている。

初回版では、プロフィールモードのMS図鑑に ゾアンダギ・イルス(白)コア・ファイター(Vガンダム)の3機が登録されないので、絶対に100%にならないという致命的なバグがある。このバグの修正も兼ねてか『F-IF』には、本作(と第1作)のプロフィールモード100%のデータが付属している。

SDガンダム GGENERATION-F[]

SDガンダム GGENERATION-F』(エスディーガンダム ジージェネレーション-エフ)は、2000年8月3日に発売されたプレイステーション用ゲームソフト。ゲームディスクは3枚組。

今作よりシチュエーションモードはマルチシチュエーションモードと名を変え、『1st』から『X』までの任意の作品から遊ぶことが出来るようになり、20作品113ステージが用意されている(この為、当時作品化されていなかった一年戦争開戦時のシナリオは無くなってしまった)。ただし、作品数が増えたことで原作再現が不十分な作品もある。なお、『∀』はそれ以外の作品を全てクリアした後にプレイ可能になる。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』をはじめ、これまで映像化されていなかったガンダム作品も多数登場し、まさに全てのガンダムが勢揃いした内容になっている。特に『機動戦士クロスボーン・ガンダム』は本作の発売後にガンプラ化されたり、『スーパーロボット大戦シリーズ』に参戦するなど、この作品が与えた影響は大きい。また、ユニット総数も現時点ではシリーズ最多である。本作以降のプレイステーション2用の作品ではシチュエーションモードが無くなり、登場作品及びユニットの数が大幅に減ったことに加え、携帯ゲーム機での作品リリースが増えた為、本作をシリーズ最高傑作とする声が多い。

なお、『∀』のシナリオはそれ以外の作品を全てクリアしないとプレイできないことが事前に公表されておらず、その上1ステージ(コレン・ナンダーが登場するまで)しか無かったことに関しては酷評された。本作のオープニングで流れるデモ戦闘では、『∀』の機体やキャラクターが登場するが、これらはマルチシチュエーションモードでは一切登場しない。モビルスーツはほぼ全て収録されており、主要登場人物もレンタル可能であることがシナリオの不完全収録への疑念を更に高めた。そのような折に、バンダイ公式サイトの掲示板で、「当初は全て収録していたが、次回作の為に削除された」という書き込みがバンダイの社員を名乗る人物から為されるという事件があった。これが事実だったのか悪戯だったのかは不明だが、前作『ZERO』には、ゲーム中に登場しない機体がデータ内に大量に存在していた(そのほとんどが本作で初登場となる機体)ので、今回も同様のことが行われたとしても不思議ではないと考えるユーザも多数存在した。また、発売前の宣伝では全122ステージと謳われていたが、実際はそれより9つ少ない113ステージだったので、『∀』のシナリオが当初の予定より9ステージ分削られたのではないかという疑いも生じた。

新たに追加されたシステムとしては、1体の敵を同一グループの仲間と共に攻撃する支援攻撃や、パイロットが不要になり(ただし、テンションは常に普通)マップ兵器「バグ」の攻撃を無効化するモビルドールシステム、入力すると機体の生産やキャラクターレンタルが可能になるパスワード黒歴史コードカードダスで配布された)、出場する機体を1体選択して10体の敵とバトルロイヤルを行い、優勝すると資金とオプションパーツを獲得できるミニゲームガンダムファイトモードなどがある。全体的に『ZERO』からの変更点は少なく、システム面よりも演出面の強化に重きを置いている。尚、前2作と異なり廉価版は発売されなかった。

余談だが、νガンダムのフィン・ファンネルの折りたたみ方が表裏逆というミスがあった(『F-IF』では修正されている)。

SDガンダム GGENERATION-F-IF[]

SDガンダム GGENERATION-F-IF』(エスディーガンダム ジージェネレーション-エフ-イフ)は、2001年5月2日に発売されたプレイステーション用ゲームソフト。

シチュエーションモードは無く、『F』の拡張ディスク的な意味合いが強い。『F』のガンダムファイトモードのパワーアップバージョンであるガンダムファイトEXがミニゲームとして収録されている。その他、パーフェクトプロフィールモードやフリーバトルモード、マップデモなどがある。中には女性パイロットばかりのステージや量産型MSしか登場しないステージ、『X』の前日談やハロ系機体しか登場しないステージなど、変わったシチュエーションのステージも収録されている。

SDガンダム GGENERATION PORTABLE[]

SDガンダム GGENERATION PORTABLE』(エスディーガンダム ジージェネレーション ポータブル)は、2006年8月3日に発売されたプレイステーション・ポータブル用ゲームソフト。上記の通り、本作からバンダイナムコゲームスの発売となる。予約特典は、過去の『Gジェネシリーズ』のオープニングムービーやプロモーションムービー、ゲーム未収録ムービーを収録したDVD『Gジェネ プレミアムディスク』である。

本作は携帯ゲーム機のゲームソフトであるが、『F』に連なる据え置きゲーム機シリーズのシステムを採用しているため、便宜上こちらに分類している。

前述の通り『F』のゲームシステムをベースにしており、実に6年ぶりにシチュエーションモードが復活した。戦闘シーンの画面が2分割になったのも特徴。ただし、シナリオが収録されているのは映像作品のみとなっており、小説や漫画などの作品はシナリオが一切用意されていない。『∀ガンダム』と『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のシナリオが完全収録されたのは本作が初めてである。また、シナリオは用意されていないが、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ』の機体やキャラクターも多数登場する他、『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』、『機動戦士ガンダム MS IGLOO』からも機体が登場する(それぞれ1機ずつ)。

新システムとして、ダブルカットイン(味方と敵の双方が主要キャラクターの戦闘のみ、戦闘アニメーションの表示前にセリフが出てくる)や、範囲内の援護が可能なマスターユニット、一部の戦艦のみ使える一斉射撃(戦艦の種類によって、狙える敵の数が異なる)、シナリオクリア時のランクによって異なるオプションパーツを獲得できるハロスコアがある。

CGムービーは、第一作『SDガンダム GGENERATION』から『SDガンダム GGENERATION SEED』までの作品で使用された61本に加え、本作で追加された新作ムービー9本(オープニングムービーを含む)の、合計70本(約一時間)が収録されている[3]

登場するユニット数は『F』に匹敵し、登場機体は約1100体、登場キャラクターは約750人となっている。しかし『ガンダムSEEDシリーズ』から多くの機体が加わった一方で旧来の機体が多数削除された。具体的には『ガンダム・センチネル』、『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を除くゲーム、漫画、小説作品に登場する機体はほとんど削除されている(前述の4作品においても、特に『クロスボーン・ガンダム』は大幅に登場機体が削られている)。

Gジェネオリジナル機体は、量産型ハンマ・ハンマザク50デビルガンダムJr.といった『GGENERATION』、『ZERO』、『F』で登場した機体のみ収録され、シスクード、ゴッド・ハロなどのギャザービートや『NEO』以降から登場した機体は登場しない。また、シナリオ数も『F』に比べると大幅に削られている(前述の通り映像作品のシナリオしか無い上、1作品あたりのステージ数も減少している)が、『ガンダムSEED』と『SEED DESTINY』は比較的多くのステージが用意されている。

本作では志願兵は一切登場せず、初期状態で『F』までに志願兵として登場していたオリジナルキャラクターが自軍に16名編入されている。そして任意のシリーズをクリアすると、そのシナリオの主要登場人物が自軍に追加される。追加される人数はそのシナリオのステージ数に比例する傾向がある。また、過去作のレンタルキャラクター同様、特定の機体を入手することで追加されるキャラクターもいる他、同一人物を複数登場させることは出来ない(例えば、『1st』と『Ζ』のアムロ・レイ)という制約がある。複数の作品に登場したキャラクターは、容姿を各作品のものから選択することが出来る。なお、カットイン時に流れるキャラクターの音声の大半は過去作で使用されたものを流用している(ライブラリ出演)が、一部本作のために新録された音声もある。

キャラクター図鑑の記述において、『SEED DESTINY』のキャラクターの項目では他の登場作品とは違い偏った内容の記述がされている。特に「シン・アスカ」や「レイ・ザ・バレル」は物語前半での内容が濃密に記される一方で、物語後半の記述は、その10分の1すらも記されていない。

『∀』のシナリオが本作で完全収録されている件に関して、本作発表時のインタビューにおいて「諸事情で『F』には1シナリオのみしか収録できなかったので、どうしても全てのシナリオを収録した作品を出したかったことがこの作品の開発の経緯」という話が為されている。

SDガンダム GGENERATION SPIRITS[]

SDガンダム GGENERATION SPIRITS』(エスディーガンダム ジージェネレーション スピリッツ)は、2007年11月29日に発売されたプレイステーション2用ゲームソフト。

参戦作品36、シナリオ収録作品20。本作に収録されているのは宇宙世紀を舞台とする作品のみである(『1st』から『V』まで)。ユニットグラフィックを新規に書き直し、これまで一律1スクウェアで表示されていた戦艦や大型MS・MAのマップ上表示が巨大化したり、コックピットカットインの導入、ハロランクに応じて貰えるスカウトポイント(ポイントに応じて原作キャラクターをパイロットとして獲得)など、新たな試みが多数盛り込まれている。特に戦艦は、被弾部位によるダメージ量の変化、MS発進口の設定、向きによる移動力の変化(前進は得意だが、平行移動や後退は不得意)など、従来とは大幅に運用法が異なる。また、オープニングとエンディングのテーマ曲を森口博子が歌う。基本的なゲームシステムは『PORTABLE』のシステムを引き継いでいる。

オリジナルパイロットは本作から衣装が変わっている。

シナリオ面では、『THE BLUE DESTINY』、『閃光のハサウェイ』、『F90』、『シルエットF91』、『クロスボーン・ガンダム』が復活している他、デラーズ紛争シーマ・ガラハウの視点から描いた外伝『宇宙の蜉蝣』や、一年戦争の外伝作品である『ガンダム戦記』、『宇宙、閃光の果てに…』、『MS IGLOO』、『クロスボーン・ガンダム』の外伝である『スカルハート』がシリーズで初めて収録されている。なお『ガンダム戦記』は漫画版、『宇宙、閃光の果てに…』は漫画版2巻に沿っている他、『1st』と『Z』のシナリオは劇場版に準じており、特に『Zガンダム』は劇場版の公開以降のゲームでは、シナリオはTV版だが声優は劇場版というやや不規則な事態が続いていたため、本作で初めて劇場版のシナリオが再現された。また、今までは基本的に地球連邦側がゲスト軍として登場していたが、シナリオ初収録の『宇宙の蜉蝣』、『MS IGLOO』の他『0080』、『0083』、『CCA』の一部ステージはジオン側がゲスト軍、連邦側が敵軍となっている。

その他、シナリオは収録されていないが『コロニーの落ちた地で』、『ジオニックフロント』、『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』、『ガンダム・センチネル』、『クロスボーンガンダム 鋼鉄の7人』、『機動戦士ガンダム 戦場の絆』等からMS・MAと一部のキャラクターが登場している。その反面、『MSV』などの機体は相当数が削除されており(比較的メジャーな機体は登場する)、前作までと比較して機体の開発系統がかなり変化している。

隠し要素として、全面クリアすると∀ガンダムが入手出来、全ての機体と設計を行うことが可能である。

尚、声優が他界、もしくは引退しているキャラクターの扱いが本作ではキャラによって異なっており、マ・クベ(機動戦士ガンダム)は劇場版特別編DVDにおいて代役が立てられたに関わらず、本作品には未登場である他、ブライト・ノア(機動戦士ガンダム他)、セイラ・マス(機動戦士ガンダム他)といったオリジナル声優の印象が強いキャラはライブラリ出演、アルフレッド・イズルハ(機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争)は、少年時代と青年時代での声優が別々に出演、ハヤト・コバヤシ(機動戦士ガンダム他)は、『1st』と『劇場版Zガンダム』での声優が共に出演、カクリコン・カクーラー(機動戦士Zガンダム)やゴットン・ゴー(機動戦士ガンダムZZ)等、原作で戸谷公次が演じていたキャラクター達は全て代役が立てられている。

クロスオーバーシリーズ[]

SDガンダム GGENERATION NEO[]

SDガンダム GGENERATION NEO』(エスディーガンダム ジージェネレーション ネオ)は、2002年11月28日に発売されたプレイステーション2用ゲームソフト。

原作作品のストーリーをそのまま再現していたこれまでの据え置きゲーム機シリーズとは異なり、ギャザービートのようなゲームオリジナルのリミックスシナリオで物語が展開される。プラットフォームをプレイステーション2に移し、戦闘画面がフルポリゴンになったのも特徴。パッケージには「Gジェネシリーズ初のオリジナルシナリオを採用」と書かれてあることから、ギャザービートを始めとした携帯ゲーム機シリーズは別シリーズとして扱われていることが分かる。『SDガンダム英雄伝』から騎士ガンダム武者ガンダムが、『ガンダムSEED』からストライクガンダムイージスガンダムが、『モノアイガンダムズ』からシスクードが登場するが、キャラクターは一切登場しない。『F』で搭載されたミニゲームガンダムファイトは1対1のオートバトルとなっている。

パイロットのテンションが超強気になると使えるスペシャルアタック、機体の機動値、武器の射程を近・中・遠の3種に変更、武器数の増加、攻撃可能回数に関わるリミットブロック、1ターン内での行動回数に関わるチーム速度など、幾つかの新システムが採用されている。ニュータイプレベルに代わって覚醒値というステータスが登場。この値が一定以上に達すると、ファンネルなどのサイコミュ兵器を使用することが可能となる。ニュータイプはこの値が高く、オールドタイプは0、ニュータイプ能力を持っていたのではないかという意見がある者は申し訳程度の値になっているのが特徴。また、本作と続作の『SEED』では、オールレンジ攻撃はショットクローなどの一部を除き宇宙空間でしか使用することが出来ない。

SDガンダム GGENERATION SEED[]

SDガンダム GGENERATION SEED』(エスディーガンダム ジージェネレーション シード)は、2004年2月19日に発売されたプレイステーション2用ゲームソフト。

ゲームシステムは『NEO』のそれを継承しており、『機動戦士ガンダムSEED』から機体とキャラクターがほぼ全て参戦している。原作作品のパラレルワールド的ステージをプレイするジェネレーションモードと、『ガンダムSEED』専用のシチュエーションモード(自軍オリジナル部隊は出撃することが出来ないので、キャンペーンモードと言った方が正しい)であるSEEDモードがある。また、ギャラリーモードではシアターモードやBGMモードの他、『ガンダムSEED』の世界観や用語、全50話のストーリーダイジェストが見られるSEEDツアーモードがある。

携帯ゲーム機シリーズ[]

開発はヴァンガードが担当。

SDガンダム GGENERATION ギャザービート[]

SDガンダム GGENERATION ギャザービート』(エスディーガンダム ジージェネレーション ギャザービート)は、2000年7月13日に発売されたワンダースワン用ゲームソフト。実質的には『SDガンダム エモーショナルジャム』の続編である。ワンダースワンの赤外線通信機能を利用して、『F』と通信を行うことができる。

物語は『1st』をベースに、『∀』までの登場キャラクターや機体でNEO一年戦争が繰り広げられる。

SDガンダム GGENERATION ギャザービート2[]

SDガンダム GGENERATION ギャザービート2』(エスディーガンダム ジージェネレーション ギャザービートツー)は、2001年6月12日に発売されたワンダースワンカラー用ゲームソフト。

物語は『1st』のジャブロー攻防戦から始まり、『Ζ』終盤までを他のガンダム作品を巻き込んで展開される。

SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ[]

SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ』(エスディーガンダム ジージェネレーション モノアイガンダムズ)は、2002年9月26日に発売されたスワンクリスタル用ゲームソフト。

物語は『1st』の終盤から『Ζ』までをベースとしている。明確な主人公がいなかった過去の作品と異なり、シグ・ウェドナーというゲームオリジナルキャラクターを主人公としているのが特徴。また、タイトル通り、ストーリーの中核を担う存在としてモノアイを装備した3機のガンダムタイプMSが登場する。

なお、本作の発売は『ガンダムSEED』放映開始前であるが、隠し機体としてストライクガンダム(初期稿の装備タイプ)が登場する。

ストーリー
一年戦争末期、ジオン公国のMS隊隊長として戦っていたシグとその部隊は、仲間の裏切りにより壊滅してしまう。それから7年後、かろうじて一命を取り留めたシグはエゥーゴの一員としてティターンズと戦っていた。そして、ガンダムMkII奪取任務のために潜入したサイド7のティターンズ基地内で、彼はもう一機のティターンズ製ガンダム「シスクード」と出会うことになる…

SDガンダム GGENERATION ADVANCE[]

SDガンダム GGENERATION ADVANCE』(エスディーガンダム ジージェネレーション アドバンス)は、2003年11月27日に発売されたゲームボーイアドバンス用ゲームソフト。

物語は『1st』を中心に『ガンダムSEED』までの登場キャラクター&機体が、一年戦争[4]を生き抜くストーリーとなっている。『ギャザービート』と同じイベントが多く、同作のリメイク作品と言える。最終ミッションで登場するラスボス「グロムリン・フォズイル」はゲームオリジナルの機体で3度も復活するため、クリアするには困難が伴う。

余談だが、携帯機としては珍しくプロフィールモードも収録されているが、機体、キャラクターともになかなか特徴的な解説がなされている。

SDガンダム GGENERATION DS[]

SDガンダム GGENERATION DS』(エスディーガンダム ジージェネレーション ディーエス)は、2005年5月26日に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。

実際には『モノアイガンダムズ』のストーリーを改変した内容となっており、ジオン側からの視点で描かれている。『モノアイガンダムズ』とは異なり明確な主人公はいないが、モノアイガンダムズのシグ・ウェドナーの他、ディー・トリエルなどの新たなオリジナルキャラクターが登場する。また、GBAカートリッジ差込口にクリア済みデータがある『ADVANCE』を入れてゲームを始めると、本編スタート直前にアイテム補給イベントが発生してパーツが入手できる。

なお、宇宙世紀ルート(主に『1st』、『Ζ』、『ΖΖ』など)、平成ガンダムルート(主に『G』、『W』、『ガンダムSEED』など)、隠しルートのライバルルート(ジェリド、トレーズ、ナタルなど、通常は敵側のキャラクターを使う)の3つのストーリーが収録されており、様々な軍の視点からストーリーを追うことが出来る。

SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE[]

SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE』(エスディーガンダム ジージェネレーション クロスドライブ)は、2007年8月9日に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。当初は5月31日に発売予定だったが延期された。

予約特典でDSソフトを3本収納できるケース『DSソフト格納庫』が付いたほか、初回版にはガンダムウォー」特製プロモカード(ガンダム)が同梱された。また、ニンテンドーDS LiteνガンダムVer.』という、ユニコーンマーク入りのデザインが印刷されたクリスタルホワイトの本体を同梱した限定版も同時発売された。

メモリアルステージが収録され、新システムとしてクロスドライブによる合体攻撃がある。今回は補給ポイントの概念は無し。シナリオはフィオ編ニケア編の2つに分かれる。シナリオ数はフィオ編は44、ニケア編は42、エクストラセッションを加えるとフィオ編は54、ニケア編は52のシナリオがある。

携帯電話アプリシリーズ[]

開発はヴァンガードが担当。

SDガンダム Gジェネレーションi[]

2004年4月8日からmova505i/506i、FOMA70x/90x用に配信されているiアプリ用ゲーム。

2007年10月現在、『3』まで配信中。

SDガンダム GジェネレーションV[]

2004年4月14日から配信されているS!アプリ(当時はVアプリ)用ゲーム。G型100Kアプリ、H型256Kアプリ対応。3G非対応。内容はiアプリ版とほぼ同じ。

PCゲームシリーズ[]

開発はトムクリエイトが担当。

SDガンダム GGENERATION-DA[]

SDガンダム GGENERATION-DA』(エスディーガンダム ジージェネレーション-ディーエー)は、2002年10月30日に発売された Windows 98SE/Me/2000/XP用ゲームソフト。

本シリーズのMSとキャラクターを流用したタイピングゲームである。タイピングに登場する問題は、全てガンダムシリーズに関連したものであり、『NEO』と提携したGPコードが使用可能。追加問題集をオフィシャルサイトからダウンロードすることができる。

プラモデル[]

ゲームとプラモデルとのメディアミックス企画として、1999年から2002年にかけて展開されたシリーズ。SDガンダム BB戦士シリーズの旧キットに新たに金型を起しオプションパーツを追加した仕様変更品が主だが、途中からは完全新作も発売されるようになった。NO.63まで発売されている。

オリジナル設定[]

本シリーズではゲームオリジナルのモビルスーツ、モビルアーマーが多数登場する。

シチュエーションシリーズ作品では原作との整合性を取る為、それらの機体は少数が生産されただけか、机上のプランで終わり開発されなかったという設定になっているものが大半だが、既存の2つのモビルスーツのミッシングリンクに当たるものも少数存在する。

一方、『ギャザービート』を始めとしたクロスオーバーシリーズ作品ではその架空戦記的ストーリーと相まって、本来のガンダム世界では有り得ない大胆な設定の機体も登場している。

Gジェネオリジナル設定の例[]

  • Ez8改
  • ガンダムMk-IV
  • グロムリン
  • ザク50
  • ザンスパイン
  • ハロ
  • フェニックスガンダム/フェニックス・ゼロ
  • リグ・リング
  • プロジェクト・セイレーネ(『モノアイガンダムズ』のメインストーリーとなるオリジナル設定)
  • センチュリオ

脚注[]

  1. 『F』では撃墜されても問題無い。
  2. 本作ではどちらもダカールでロンメル隊と同時に登場したが、『ZERO』以降は原作を重視した結果、ダカールへ向かう途中の砂漠でロンメル隊だけが登場し、ダカールではネオ・ジオン軍が登場する。
  3. なお、『機動戦士ガンダムSEED』シナリオの5番目のムービーである「二つの望み」は、『SEED』では冒頭部分にストライクガンダムの残骸が出てきたが、本作ではこのステージでストライクガンダムに乗るムウ・ラ・フラガの死亡イベントが無いため、その残骸の部分は消されている。
  4. ただし、序盤は『ガンダムSEED』のヘリオポリス襲撃シーンから始まる。

関連項目[]

  • ガンダムシリーズゲーム作品一覧

外部リンク[]

テンプレート:SDガンダム テンプレート:Gundam-stub

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