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3分ゲーコンテスト

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3分ゲーコンテスト(さんぷんゲーコンテスト)とは、フリーウェアとして制作されたゲームフリーゲーム)のコンテストの一つである。第17回を最後に休止している(2010年7月現在)。

(以下の記述は、2007年5月現在の規約によるものである。)

概要 編集

名前どおり、一回のプレイ時間(ゲームとしてのプレイ時間)が3分程度のフリーゲーム3分ゲー)を評価しその優劣を競う大会である。休止時点における運営者はトモタカ。なお、3分と言っても、これは(少なくとも建前上は)ゲームとして遊べる部分でのものである(詳細は「3分ゲー」とはを参照の事)。

2004年に始まり、1年間に5回程度開催されるこの大会は、現在ではコンテストパークWebなどの他の大会と共に、フリーゲームの制作者やプレイヤーによく知られるようになった。

限定された時間の中で、どのような手段で(ゲームを審査する)プレイヤーの気を引き、プレイを楽しませ、プレイ後の満足感を残させるかが評価の決め手になっている大会である。

2007年12月から翌年1月にかけて行なわれた第17回大会を最後に、休止状態が続いている。しかし休止後に、この大会の影響を受けた、またはかつての大会参加者が参戦するような、別の大小様々なフリーゲーム大会が新たに開催されている。

この大会のかつての参加者の中には、その後もゲーム制作の道を究め雄飛したクリエーターもいる。例えば、たびたび『DEMOLITION GUNNER』などの縦スクロールシューティングゲームで参加していたオーダンは、後にサークル・ASTRO PORTにて『超電気ロボ バルカイザー』『魔女ボーグ メグリロ』など有償(シェアウェア)の同人ゲームの製作に関わり、海外進出まで果たしている。

起源 編集

3分ゲーコンテストは元々、フリーゲームの紹介・レビューサイトの一つであるフリーソフト超激辛ゲームレビューの中で交わされた話題に端を発する。当時、超激辛ゲームレビュー内で「3分程度で終わる面白いゲームを」という旨の話題が持ち上がり、これにフリーゲームの情報サイトの一つであるツクール新聞が呼応する形で、2004年に第1回大会が開かれたのが始まりである[1]

「3分ゲー」とは 編集

公式サイトでの説明によると、「3分ゲー」とは「3分程度で完結するミニゲーム」を指す言葉である。

しかし実際のところ、3分ゲーコンテストに応募される作品は「3分程度で完結する」ものばかりでなく、1プレイ10~20分のものも(あるいはそれすら優に上回るものも)少なからず存在するようである。こうした少々プレイ時間の長い作品が多いことは、概ね許容されている。

なおその名称について言えば、さらに略され「プンゲ」と呼ばれることもある。また英語圏のサイトでも、現地のフリーゲームファンによって"3 Minute(s) Game"ないし"3 Punge"として紹介されているのが見受けられる。

大会の流れ 編集

参加方法 編集

まず、3分ゲーコンテストへ作品を応募しようとする者は、次の大会の日程について知る必要がある。もしそのときにまだ次回大会の日程が公表されていない場合でも、開催の告知を待ちながら、応募する作品の制作・デバッグなどの準備を行うのが望ましい。

最新の大会での作品応募が開始され、応募を希望する者の方も応募可能な状態の作品を用意している場合、締め切りの期日までに公式サイトの指示に従い作品を応募すれば、それで応募は完了である。なお締め切り前であれば、応募作品を修正して再送付すること、および大会を棄権することが認められている。

応募完了後は、審査が全て完了し大会が終了するまで、応募作品を大会の公式サイト以外で公開しないなど、規約を遵守しながら結果を待つことになる。

大会終了後は、作品応募した者が守るべき事は特にない。作品をそのまま、あるいは改良・アレンジなどして再配布するのも自由である。

審査方法 編集

3分ゲーコンテストの応募作品の審査は、主に誰でも(作品応募者でも)参加可能な「一般審査」によってなされる[2]

一般審査に先立ち、大会主催者により、大会の趣旨に不適当な応募作品を前もって振るい落とすための企画違反チェックが行われる。期間は2、3日程度。その際、性的・暴力的表現の有無や、あればその度合いが検査される。その結果、場合によってはR15かR18にレイティング指定されることになる。R18指定された作品に対しては、該当作品の制作者が、レイティングが下がるようその元になった表現を変更して参加するか、大会を棄権するかのいずれかを選択しなければならない。そして、R15指定の作品に対してはその内容に応じアイコンにて警告表示がなされる[3]

一般審査は、純粋に作品の楽しさ・面白さを評価するために、誰でも3分ゲーコンテストに関心のある人であれば自由に参加できるような形で行われる。期間は2週間前後。参加したいのであれば、大会期間に入ったら公式サイト内から、先述のチェックを通過した応募作品がダウンロードできるようになるので、まずそこで作品を入手する。そしてそれらを一通り遊びながら評価し、同じく公式サイト内の投票専用ページから採点とコメントを行って投票をすればよい(なお、アップされた作品は、特に事情のない限り半永久的に公式サイトからダウンロードできる)。 なお、審査方法の詳細は、大会ごとに変化する場合があるので、必要な場合は必ず公式サイトで調べなくてはならない。

賞品 編集

3分ゲーコンテストの賞品として、優勝者にはアマゾンギフト券2000円分か、それに相当する賞品が与えられる[4]

それ以外にも、現在ではすでにこの3分ゲーコンテストで好成績を獲得することがフリーゲーム制作者としての名誉であると見なされているので、好成績を残したという事実それ自体が最大の賞品であるとも言える。

3分ゲーコンテストα 編集

3分ゲーコンテストαは、3分ゲーコンテストの姉妹イベントであり、ほとんどの場合一応は同列に扱われているフリーゲームの大会である。後述の理由により、開催は不定期。こちらも運営者はトモタカ。

この2つの大会の最大の違いは、3分ゲーコンテストαが3分ゲーコンテストの運営に対し寄せられた意見を実験的に試してみるための、臨時的・試験的に運営される大会だということである。そのため、この2者の間では大会規約に相応の違いがある。そして、3分ゲーコンテストαを開催した結果に反省・総括が行われたのち、改良可能と判断された点は3分ゲーコンテストに還元されている。 なお、過去に行われた両大会の間では、作品応募者の顔ぶれや応募作品の作風などの傾向については、ほとんど違いは見られない。

応募作品 編集

傾向 編集

毎回、「3分程度」という厳しい制約の中で、参加者により「短いプレイ時間でも印象に残るものを」と追求した作品が送られてくる。その結果、半ば一発ギャグや出オチに走ったような作品が少なくないことは否めない。ただし、そうしたネタで引き付ける一方で、そのネタを膨らませて、ゲームらしさもきっちり兼ね備えることに成功した紛うことなき秀作も存在する。例えば、第9回大会優勝作品「もしくはタッフロール」が挙げられる。

また、ネタに走らずとも、独特の世界観やゲーム性を兼ね備えた作品は存在し、それに相応しい評価を得てきている。例えば、本来長時間かけて味わうのが当然であるコンピュータRPGの面白さを抽出・濃縮した第3回大会優勝作品「黒魔剣士アース3min-幻の少女-」や第10回大会優勝作品「(株)大盛産業」、小説で言うところのショートショートのアドベンチャーゲーム版ともいうべき第4回大会優勝作品「Reason of Detective」や第5回大会優勝作品「怪鳥」などがある。極めつきは第2回大会優勝作品にして商業作品化までされた、自機の攻撃方法が自爆のみという異色シューティングゲーム「Every Extend」であろう。

使用ツールや使用言語等、開発環境には制限が無いため、多くのフリーゲーム配布サイト同様ここでもRPGツクールを用いた作品が多い(その中では、RPGツクール2000の使用が特に多い)。RPGツクールで生み出された作品も多数優勝している。

歴代上位入賞作品 編集

(表記は公式サイトによる。丸括弧内は作者名(応募時のハンドルネーム)、敬称略)

  • 第1回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  アレックス物語[5](SPA!)
    • 準優勝 3:00(茶林 小一)
    • 第3位  Colorless(Heretic Rag)
  • 第2回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  Every Extend(( ゜ワ゜)ノ[6]
    • 準優勝 双子高校生探偵 ユキとユーキ(ひもジイ)
    • 第3位  カニ食べたい!(ぺぽ)
  • 第3回3分ゲーコンテスト
  • 第4回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  Reason of Detective(KaTana)
    • 準優勝 ドラゴンキラー(エアリアル)
    • 第3位  CORUNDUM(XANADU[7]
  • 第5回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  怪鳥(Fu)
    • 準優勝 DAN!DA!DAN!(( ゜ワ゜)ノ[6]
    • 第3位  ハンドレッド・ワイヤーズ(礼門Z)
  • 第6回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  CANNON CAT(d_of_i)
    • 準優勝 夏、セミ、少女(KaTana)
    • 第3位  炉(本気屋)
  • 第1回3分ゲーコンテストα
    • 優勝  ま~ぶる++(( ゜ワ゜)ノ[6]
    • 準優勝 ねこぞり(d_of_i)
    • 第3位  rendo(やれやれ)
  • 第7回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  ジェット分岐コースター(エコロジー)
    • 準優勝 連続ジャンプ サトルくん2(やれやれ)
    • 第3位  タイミンダイス!(tarolabo)
  • 第2回3分ゲーコンテストα
    • 優勝  ただのやきゅう(下東)
    • 準優勝 -オ ト イ ラ-(山田殺男)
    • 第3位  寿司姫デュエル(とぶ)
  • 第8回3分ゲーコンテスト
  • 第9回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  もしくはタッフロール(ぺぽ)
    • 準優勝 勇者降臨!(NOH)
    • 第3位  ジェントルメン・テニス(下東)
  • 第10回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  (株)大盛産業(NOH)
    • 準優勝 DEMOLITION GUNNER(オーダン)
    • 第3位  そこばんアグレッシブ(nemu90kWw)
  • 第11回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  日記のネタがないときの逃げ道6(Subrina)
    • 準優勝 CrazyRider(紅夏)
    • 第3位  らーめんを作る道(kon)
  • 第12回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  灼熱姫(ポーン)
    • 準優勝 白球冒険記3(ほにゃー)
    • 第3位  ナナメ落ちゲー(時村浩輔)
  • 第13回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  アグニの神(今日花)
    • 準優勝 あんぱんクエスト(Canvas)
    • 第3位  スピリットコレクト(猫又刃)
  • 第14回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  伝説の通学路(月星人)
    • 準優勝 ナンピク(やれやれ)
    • 第3位  SONIC IRONSTORM(オーダン)
  • 第15回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  ウサギとカメAvenged(下東)
    • 準優勝 魔王の最期(そらかぜかりん)
    • 第3位  生への道(N/M)
  • 第16回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  時計塔のひみつ(ssi)
    • 準優勝 焼箱(TERU-soach)
    • 第3位  四次元の恋人(take)
  • 第17回3分ゲーコンテスト
    • 優勝  ナナメ落ちゲー問題集(時村浩輔)
    • 準優勝 妖怪猫々ネコニコバン(ふむゆめ)
    • 第3位  アイツを倒しに行こう(すいぎん)

その他 編集

第2回大会優勝作「Every Extend」は、アレンジを加えられ、「Every Extend Extra」としてQ ENTERTAINMENT制作・バンダイ(現バンダイナムコゲームス)発売で商業作品化されている。

関連コンテスト 編集

この大会の影響を受けたり、かつての大会参加者が参戦するフリーゲーム大会が開催されている。

注釈 編集

  1. 当時の超激辛ゲームレビューの管理人は上橋江上。上橋はこの大会には一切関わっていない。なお、後の管理人であるESは作品の一次審査(後述)にあたったことがある。また、本文で挙げたような関連のため、超激辛ゲームレビューではしばしば3分ゲーコンテストの優勝作をイチオシとしてレビューしている。
  2. なお、第12回大会まででは、大会運営者を含む数名で行われる「一次審査」と、現在の一般審査とほぼ同様の「二次審査(公開審査)」より成り立っていた。 一次審査は、大会の趣旨に不適当な応募作品を前もって振るい落とすために、大会運営者、および大会運営者より依頼を受けた人物(すでに実績のあるフリーゲーム制作者や、フリーゲーム紹介サイトの管理人などが選ばれている)数名により行われていた。期間は1週間程度だが、応募作品の数や内容、一次審査員の多忙などによりしばしば遅れたことがある。その審査基準は、その大会の開催時点に於ける応募規約に準じており、その審査結果は二次審査開始時に、一次審査員によるコメントなどの詳細は二次審査終了時、つまり結果発表時に、作品の順位と共に公開され、当時の結果は現在でも閲覧可能である。
  3. 先述の「一次審査」が行われていた頃には、もう少し厳しい基準で落とされる作品があった。一次審査員による、これらの作品に対する落選理由は、大別すると「難易度が高くてクリアできない」「単純過ぎてすぐつまらなくなる」「システム・グラフィックなどが不親切」といった具合である。また、「特定の団体を想起させる、不適切な表現がある」として公開すらされなかった作品もある。
  4. 以前には、図書券2000円分が与えられていたことがある。
  5. 事情により、現在では公開停止されている。
  6. 6.0 6.1 6.2 「Omega」としても知られる。
  7. 個人名ではなく、団体名。
  8. てつがプログラム、つとうがグラフィックを担当。

関連項目 編集

外部リンク 編集

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