熱血高校ドッジボール部(ねっけつこうこう-ぶ)は、テクノスジャパンより1987年11月に稼動開始した、アーケードゲーム。
ゲームについて[]
熱血高校を操作して、花園高校や世界の強豪相手にドッジボールで勝負する。難易度は、最初は大したことがないが、世界大会になるとかなり難しくなる。外国人は必殺技が打て、中には取れないものもある。さらに敵には途中出場もあり、誰か倒すと新たに出場してくるので、非常に難易度が高い。アメリカチームを倒すと、エンディング後、イギリス戦に戻り、時間縮小、敵の耐久力が上がっての試合となる。
ドッジボールゲームであるが、ルールは一般的なドッジボールのルールとは違う。相手の内野の選手にシュートがヒットした場合、その内野選手は外野に出ることはないが、体力値が減る。何度もシュートを当てられて体力が0になった選手は天使となって昇天し、試合から脱落する(次の試合には帰ってくる)、というくにおくんならではのケンカスポーツである。
なお、ほかの移植作品とは違い、ほとんどの選手に名前はつけられていない。
敵チーム内容[]
花園高校[]
- 内野
- りき
- チビ×3
- 外野
- チビ×3
イギリス[]
- 内野
- 怪物×2(そのうち1人は補充)
- 痩せゾンビ×3
- 外野
- チビ×2、痩せゾンビ
アイスランド[]
床が氷になっていて滑りやすい。
- 内野
- 怪物×2(そのうち1人は補充)
- デブ男×3
- 外野
- チビ×2、デブ男
中国[]
- 内野
- 怪物×3(そのうち2人は補充)
- チビ、デブ男、痩せゾンビ
- 外野
- チビ、デブ男、痩せゾンビ
アフリカ[]
床が土になっていて走り始めが鈍る。
- 内野
- 怪物×3(そのうち1人は補充)
- 痩せゾンビ×2
- 外野
- 痩せゾンビ×2、怪物
アメリカ[]
- 内野
- 怪物×6(そのうち2人は補充)
- 外野
- 怪物×3
ルールについて[]
このゲームでは内野同士、外野同士のパスを行うことができるが、実際のドッジボールでは禁止行為である。
制限時間内に敵コートの内野を全員倒さないと、味方コートの内野の人数に関係なくゲームオーバーとなる。
ボールをしばらく持ったまま、または連続でパスし続けてシュートを打たずにいると、審判がカウントを始める。そして、カウントが終わると自動的に敵ボールとなる。
移植版・続編・関連商品[]
- 熱血高校ドッジボール部 (ファミリーコンピュータ) - 1988年7月26日
- アーケード版のアレンジ移植。ドッジボール試合の二人対戦のほか、クラブ練習モードではマルチタップを用いての4人対戦も可能。
- 熱血高校ドッジボール部(X68000版)- 1988年9月
- アーケード版の移植。BGMはオリジナルをそのままステレオ化してある。裏技使用によりキャラクターのバリエーションが増えたり、背景が多重スクロールにもなる。審判の女の子の声も変わる。
- 熱血高校ドッジボール部 PC番外編(PCエンジン版) - 1990年3月30日
- アーケード版とファミコン版を足して2で割ったような内容になっている。
- 熱血高校ドッジボール部 ~強敵!闘球戦士の巻~(ゲームボーイ版) - 1991年8月8日
- くにおくんのドッジボールだよ全員集合!(スーパーファミコン版)- 1993年8月6日
- くにおの熱血闘球伝説(ネオジオ版)- 1996年
- 海外版でもめったにお目にかかれないレアゲー。テクノスジャパン倒産後に稼動開始したものと思われる。
- オレたちゲーセン族 熱血高校ドッジボール部(プレイステーション2版)- 2006年1月26日
- アーケード版だが、X68000版と比較すると、明らかに再現度や画面処理に関して問題点が見られる。
- 超熱血高校くにおくん ドッジボール部(ニンテンドーDS 版)- 2008年3月19日
- Super Dodge Ball(アーケード版、北米市場向け)
- プレイヤーのチーム本拠地はアメリカ。ステージはアメリカから始まり、決勝は日本となっている。
- Super Dodge Ball(NES版、北米市場向け)
- プレイヤーチームなどはアーケードと同じだが、決勝が日本ではなくUSSR(ソ連、性格やパラメータは日本版アメリカチーム)となっており、日本(性格やパラメータは日本版ソ連チームのキャプテン至上主義を踏襲)は準決勝となっているので、謎の軍団の戦いやエンディングの胴上げ記念写真はソ連ステージとなる。またアフリカは具体的に国名をケニアとなっている。詳細はSuper Dodge Ball(英語版)のページを参照。