『熱血硬派くにおくん』は、テクノスジャパンから1986年5月にアーケードゲームとして登場。ジャンルはベルトスクロールアクションゲーム。 日本国外版タイトルは"RENEGADE"
概要[]
一対多人数の格闘を題材にしたアクションゲームの先駆け。ゲーム全体のイメージは1980年代に流行したツッパリをゲーム化した内容である。
主人公である正義の不良「くにおくん」を操り、転校生のひろしを襲った不良や暴走族達を相手に闘っていく。時間内に敵を全て倒すとステージクリア。全4ステージのループゲーム。ライフ制で体力が無くなる、ステージから落下する、または時間切れになるとゲームオーバー。残機(最初は0機から始まる)がある場合はステージの最初から再スタート。
当時は珍しかった音声による演出も取り入れられており、コイン投入時の「がんばってね」というボイスも話題になった。また、海外だとボイスは当然のごとく全て英語になっている。
タイトルの由来はコナミの『新入社員とおるくん』から取ったものである。
操作方法[]
1レバーと3ボタン(左攻撃、ジャンプ、右攻撃)で操作。簡単なボタン入力で様々な動きをすることができる。
- レバーで8方向に移動。右または左方向に二回倒すとダッシュ。ダッシュ中に走っている方向の攻撃ボタンを押すとラリアット。
- 自分の向いているほうにはパンチで攻撃。連続して出すことができる。
- 自分と反対の方向には後ろ蹴りで攻撃。リーチが長い。
- ジャンプと攻撃ボタンを同時押しすると飛び蹴り。
- 何回も攻撃を受けかがみこんだ敵はさらに攻撃することでダウン、または接触することで襟を掴むことができる
- 襟をつかむと、向いている方向のボタンでヒザ蹴りや逆方向のボタンで背負い投げで攻撃できる。
- ダウンした相手に接触すると馬乗り状態になり、パウンドで攻撃することができる。しかしボスにはすぐ解かれてしまう。
- 背後からの敵に羽交い絞めされることがあり、その間は無防備となってしまう。敵のいる方向に攻撃ボタンで放すことができる。
ステージ構成[]
- ステージ1では花園高校の不良達と駅のホームで闘う。ボスはりき。敵をステージの右端にある穴に落とせば一発で倒せる(自分も落ちると一機失う)。RENEGADEではステージが地下鉄のホームに変更されている。ちなみにFC版ではりきと戦う場所は新宿駅のホーム。
- ステージ2では横浜ファンキーの暴走族と湾岸地帯で闘う。ボスはしんじ。1面と同じく敵を左端の海に落とせば一発で倒せる。(1面の穴と同じく自分も落ちると一機失う)FC版ではバイクのチェイスが追加されている。
- ステージ3では太陽学園のスケ番グループとディスコ付近で闘う。ボスはみすず。RENEGADEでは背景の文字が英語に変更されている。
- ステージ4では三和会の暴力団と事務所の外、中で闘う。ボスはさぶ。ちなみにここの面の敵が持っているドス(ナイフ?)、拳銃はあたるとほぼ一発アウト。 FC版では建物の中が迷路になっていて、ルートを間違えると大変なことになる。
移植版[]
- ファミコン版
1987年4月17日にはファミリーコンピュータ用ソフトとして移植されている。バイクによるチェイスなど、家庭用オリジナルの要素も加えられている。WIIのバーチャルコンソールでアークシステムワークスから配信中。
- オレたちゲーセン族
ハムスターより、PlayStation 2でオレたちゲーセン族として2006年1月に発売された。
また、日本国外ではファミコン版をベースにしたマスターシステム版も発売された。
関連項目[]
- くにおくんシリーズ
- 熱血硬派くにおくん 番外乱闘編 ゲームボーイ用ソフト
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