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ワイルドアームズシリーズWILDARMS series)はソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されているコンピュータRPGシリーズ及びその派生系のアニメ・漫画作品。開発元はメディア・ビジョンエンタテインメント

概要 編集

第1作ワイルドアームズが1996年12月20日に発売され、当時話題で持ちきりだったファイナルファンタジーVIIの影に隠れながらも(その発売延期の隙間に乗じた面もある)、口コミやゲーム雑誌での好評価で売り上げを伸ばし、1999年9月2日には第2作ワイルドアームズ セカンド・イグニッション、同年1999年10月18日からテレビアニメ作品ワイルドアームズTVが放映されるなど、アークザラッドポポロクロイス物語に並ぶソニー三大RPGの一つにもなった。

第二作まではシリーズはいつ終わってもおかしくない状況だったようだが、第三作ワイルドアームズ アドヴァンスドサードからは、製作終了直後にはもう別の『ワイルドアームズ』の製作に取り掛かかるような状況であり、シリーズ化が磐石となった模様。

シリーズ一覧 編集

世界観 編集

シリーズの各作品の舞台は異世界「ファルガイア」だが、共通しているのは名称のみである。後述するシリーズの伝統要素にように異なる作品で同一の設定やキャラクターが登場するが、互いのファルガイア同士は関係していないパラレルワールドとして扱われている(ただし5thではXFとの連動があり、サブイベントでのアイテムの受け渡しにより僅かではあるが世界が直接的に繋がっていることになっている)。その他の共通点としては「マカロニ・ウェスタン+SF」風の世界観が挙げられる。また、『ワイルドアームズ』と『ワイルドアームズ アルターコード・エフ』の世界は非常に似通っており、設定にも酷似した部分が多い。尚、ナンバリングタイトルに関しては、奇数作は西部劇の色合いが強く、偶数作はSF色が濃く西部劇の色調は薄い、などの特徴がある(5thまでの時点において)。また敵対者に関して、従来のRPGよりも人間味や個性、クセの強い「人物」が設定されていたり、モンスターの方向性に「怪獣」が重点的に置かれている点もシリーズ全体の特徴と言える。

各作品のファルガイア 編集

各作品の「ファルガイア」はパラレルワールドだが、共通するものとして、

  • 「ARM」と呼ばれる機械や兵器、道具が存在する
  • かつては豊かな星であったが、過去に起きた何らかの原因により環境と人の心が荒れ果てている

といった要素がある。

WA3rd及びAC:Fの世界では星の外から現れた魔族との戦い、2ndの世界では『炎の災厄』、4thでは世界大戦など、基本的に大きな戦いの結果、「ファルガイア」及び人心は荒れ果てたことになっている。

ARM 編集

各作品の「ファルガイア」に存在する言葉であり、各々の作品によって意味は異なる他、一つの作品内でもARMに複数の意味がある場合もある。</br> 1st及びA:FではAncient Relics Machine、すなわち「古代遺跡より発掘された機械」という意味を持つ。魔族の身体組織をベースとし、機械そのものに使用者が精神を同調(シンクロ)させて起動する兵器の総称。精神同調は限られた人物のみしか行えず、使用者は一握り。実際開発された大戦期にはArticle Rebirth Matricide、すなわち「同族殺し」という意味を持っていたこともあり、自分たちの身体構造を利用及び模倣してそれを同族(魔族)を破壊する兵器だったことに由来する。A:FではさらにAlte ratselhaft machine、すなわち「古く謎めいた機械」という意味もあり、これはロディの持つARMの名称として使われている。詳細はこちら</br> 2ndでは武器や機械としてのARMに特別な意味は無く、作動原理に未知の部分があるロストテクノロジーの産物であり、ドラゴンの化石が製作には不可欠であるものの、レプリカ技術などで広く一般に普及しており、精神感応性はあるものの使う者を選ばない。代わりにARMSにAwkward Rush & Mission Savers、すなわち「緊急任務遂行部隊」という意味がある。</br> 3rdではArtifacts from Ruins Memories、すなわち「遺跡の想い出よりもたらされし技術」という意味を持つ。3rdにおけるARMという言葉の意味は銃に留まらず、大戦時の遺跡より発掘された遺物及び遺物を利用したもので、人の精神力で活性化し作動する機械の総称となっている。そのために砂上艇や列車、作業用クレーンもARMとして見なされている。一般的な技術として広まっているが、ARMと精神を同調させる関係上、使用者の精神力やARMとの相性なども関係してくるので、誰でも同じ性能を発揮するというわけでは無い。まったくARMと同調することができない人間も稀に存在する。3rdにおける一般的なARMの原料は2nd同様ドラゴンの化石である。詳細はこちら。</br> 4thではAmdient Reorganization Materialすなわち「環境再組織化機械郡体」という意味を持つ。ナノマシンの群体であり、当初は名前の通り環境の回復に開発されていたが、兵器に転用されることとなる。使用者の意思に従い励起し、瞬時に武器として構成される。扱うには遺伝的資質が必要。詳細はこちら

守護獣(ガーディアン) 編集

八百万の万物や果ては概念にまで宿るとされる「意思ある力」。「世界を支える力」とも称される超常的存在。ファルガイアの守り神のような存在。

各作品によって設定は若干異なるが、ゲーム中の時代では星の環境と人心の荒廃により力が弱まり、直接的な影響力がなくなっていることがほとんど。守護獣はそれぞれ単一の何かを司り、何かしら関連アイテムがあることが多い。ゲーム中に登場する守護獣についての司るモノ・名称・関連するアイテムの名称・登場作品の対応は以下の表の通り。なお、4thの世界では守護獣に関する伝承が残る(それに基づいて地のG、水のS、火のM、風のF、回復のAの姿が形成される)のみで、実際には守護獣は『いない』という独自の世界になっている。

司るモノ 名称 関連アイテム名</br>(一部は平仮名表記が正式) 登場作品
グルジエフ 大地の唸り WA.2nd.3rd.AC:F
シトゥルダーク 水の囁き WA.2nd.3rd.AC:F
ムア・ガルト 烈火の怒り WA.2nd.3rd.AC:F
フェンガロン 疾風の爪 WA.2nd.3rd.AC:F
ディノギノス 山の響き WA.5th
ルカーディア 海津神の心 WA.2nd.AC:F.5th
ヌア・シャックス 雷鳴の牙 WA.2nd.AC:F
アルスレート 雪の結晶 WA.2nd.AC:F
イオニ・パウアー 聖者の悲しみ WA.AC:F
ドラス・ドラム 魔界の呼び声 WA.AC:F
ステア・ロウ 閃光の一撃 WA.2nd.3rd.AC:F
レイテア・ソーク 闇の一撫で 2nd
オードリューク 生命の炎 WA.2nd.AC:F
ギィ・ラムトス 死の接吻 WA.2nd
ソラス・エサム 天の裁き WA.AC:F.5th
リグドブライト 星の輝き WA.2nd.AC:F
セレスドゥ 月の幻惑 3rd.5th
ゼルテュークス 城塞の守り WA.AC:F
エクイテス 剣の舞 WA.AC:F.5th
時空 ダン・タイラム 時の歯車 WA.2nd.AC:F.3rd
幸運 チャパパンガ 幸運の手札 2nd.3rd.5th
勇気 ジャスティーン 勇気の紋章 WA.2nd.3rd.AC:F
ラフティーナ 愛の奇跡 WA.2nd.3rd.AC:F
欲望 ルシエド 欲望の顎 WA.2nd.3rd.AC:F
希望 ゼファー 希望のかけら WA.2nd.3rd.AC:F
恐怖 エノス・ハース なし XF
グラブ・ル・ガブル なし WA.2nd.AC:F
超越 ガイア なし 2nd
ファルガイア 人間 なし WA.AC:F
未来 不明 アガートラーム[1] 2nd

ファルガイアの万物を構成する四大元素、地(ジオ)水(ミューズ)火(フレイ)風(ウイング)を司る四体の守護獣は四大守護獣と位置づけられており、広くファルガイアの人々の信仰の対象になっている。</br>愛、勇気、欲望、希望といった生きるものの心をを司る守護獣は貴種守護獣(ガーディアンロード)に位置づけられており、他の守護獣に比べて大きな力を持つ反面、生きるもの心の影響を大きく受けるので、人心が荒れ果てた場合、もっとも速く大きく力を削がれてしまう。貴種守護獣の中でも欲望の影狼ルシエドは特殊な存在で、欲望とは生き物に不可欠な想いである「明日の自分を欲し望む、現状を変えようとする力」であるため、強く純粋な欲望を持つものには例えファルガイアに仇をなす『悪』に分類される者にでも力を貸す傾向があり、さらに強い欲望の持ち主の想いを糧にすることで、肉体を維持することすら可能である。

グラブ・ル・ガブルはファルガイアの全てを生み出した母なる原始の守護獣であり、守護獣もグラブ・ル・ガブルから生まれている。WA、AC:Fの世界では、ファルガイアの星その物とグラブ・ル・ガブルが一体化しており、地脈であるレイラインは血管、星の力の吹き溜まりであるレイポイントは臓器のような関係になっている。2ndの世界ではファルガイアの奥底にグラブ・ル・ガブルが存在し、グラブ・ル・ガブルが影響を受けると、ファルガイア自体が影響を受けるという関係になっている。

ガイアは2ndに登場した守護獣の力と意識の集合体という、守護獣の中でも存在自体がかなり特殊な存在である。結界により「柱」と呼ばれる人間の犠牲無しには力の大部分は行使できないが、反面その力は異世界の侵食すら問題にしないという絶対的なものである。

秩序の輪 編集

AC:Fまでのファルガイアに存在する、星のエネルギー循環システム。星が持つエネルギーが守護獣に流れ、守護獣がその力を持って環境を豊かにすることで、星に住まう命が繁栄し、その精神エネルギーは守護獣の力となり、守護獣の力が星に還元されることで、星が繁栄し続けるというもの。

どのファルガイアでもかつてあった大きな戦いにより、守護獣と星の力が削がれたことで環境が荒廃し、それに伴い住まう命の守護獣に対する信仰が無くなることで精神エネルギーの供給も断たれ、さらに守護獣の力と星の力は弱まるという悪循環に陥っている。

災厄獣(ディザスター) 編集

3rdAC:FXFの世界に存在する、負の守護獣とも言うべき存在。人が災害などを恐れることで生まれるとされ、負の感情を糧に成長する。

2ndでは災厄獣に似た性質を持った[2] 、火の守護獣の失われた一対の翼から生まれたデミ・ガーディアン“焔の災厄”ロードブレイザーが登場している。

種族 編集

ファルガイアにはファルガイア生まれの命もいれば、星の外からやってきた宇宙人も存在している。

人間
ファルガイアにおいてもっとも数の多い知的生命体として登場する種族。作品によって根本的な由来が大きく異なる種族でもある。
WA及びAC:Fでは、グラブ・ル・ガブルから生み出されたファルガイアの守護獣として登場する。しかし永い年月の末に守護獣の枠から自立し、力と不死を失った代わりに繁殖能力と個々の人格を得たものが今現在の人間とされる。もっとも個体数の多い守護獣だが、守護獣の輪から抜けて年月が経過しているために自分たちの出自や使命を知るものはほとんどいない。
2ndではグラブ・ル・ガブルから生み出された数多の生命体の一つとして登場。守護獣で無い点を除けば基本的にWAの人間と同様の存在。
3rdではファルガイア生まれの種族ではなく、惑星テラよりやってきた魔族の奴隷階級にあたる存在である。そのため人類のほぼ全てがARMとの同調能力を備えている。現在では基本的にはWAの人間と同様の存在。
エルゥ
人間と同じような姿をしているが、毛に覆われた獣のような耳や手足を持つ。高い知能と無限に近い寿命、現在の人間では解明できない高度な技術、そして守護獣との高い交感能力を持つ穏やかで平和的な種族。
種族としての設定はどの作品においても大差ないが、ゲーム中の時代のエルゥがどうなっているかが大きく異なる。
WAの世界では、太古の昔から守護獣と意思を交し合い「秩序の輪」を築き上げ、超高度な技術を持っていたことから上位種族(オーバーロード)と称されていた。かつてのエルゥは当時の人間と必要以上に交わることはしていなかったが、魔族との大戦時には人間を共に戦う仲間として認め、協力し合い共に魔族と戦うための兵器開発も行ったが、大戦終結と同時に荒廃したファルガイアや人間に見切りを付け、エルゥ界と呼ばれる閉鎖空間を創造し、ほぼ全てのエルゥがそこへ移住した(この世界への転送装置はエルゥでなければ起動できないため、人間とエルゥはこの時点で決別したとされている)。
AC:Fでは、基本的に上記のWAでの設定と同じだが、そもそもAC:Fの世界のファルガイアという惑星自体が太古に星の海(宇宙)からやってきたエルゥによって創造された星であるという点が大きく異なる。
2ndのファルガイアにもかつてグラブ・ル・ガブルから生み出された生命としてエルゥ種は存在したが、本編の数百年前の『焔の災厄』の時には既にその姿を消している。しかし、数々の高度な技術をロストテクノロジーとして残し、今なおかつてエルゥが設置したグラブ・ル・ガブルの活動を制御する『楔』が現存しているなど、その影響は大きい。この世界のエルゥが滅びたのか、それとも星の海や異世界へと出立したのか、いずれも不明である。
3rdのファルガイアではファルガイアの本来の原住知的生命体として登場し、漂流してきた魔族を難民として受け入れるものの、彼らの好戦的な性質により徐々に関係が悪化し、エルゥを支配しようとする魔族との間で戦争となり、彼らに抗うエルゥ及び支配からの脱却を試みる最下級の魔族(後の人間)が戦った。戦いには勝利したものの星は傷つき、星との結びつきの強いエルゥ種は徐々に数を減らし、最後のエルゥ「マリエル」も人間達の前からいつの間にか姿を消してしまっている。
魔族
ファルガイアとは異なる次元で誕生した生命体。4thの魔族を除いて、肉に該当する部分は、血は魔銀ミスリルと呼ばれる水銀と似た物質で構成されている。材質の違いを除けば構造的にはファルガイアの生命体とほとんど同じである。個体差が大きく、基本的に獰猛。また、電気信号の中にのみ存在し、現実への干渉能力を持たない夢魔と呼ばれる魔族も存在する。
彼らの身体に対しての設定は基本的にほぼ同じであるが、彼らの種族の由来や終着点、存在意義は各々の作品によって微妙に異なる。
マザーと呼ばれる魔族が存在し、魔族を生み出す母なる魔族としてとらえられる。このマザーは全次元で9体存在しており、1st及びAC:Fにて登場するマザーは破壊の衝動にとらわれた個体で自らを「滅びの聖母」と名乗り、次元や宇宙を渡りながら命ある惑星を見つけると手駒とする魔族を生み出し侵攻、これを滅ぼす。
WAのファルガイアの魔族とは、魔族の母「マザー」と呼ばれる聖母を形作る、独自に分裂増殖する機械群体に産み落とされた存在であり、彼らの姿形が異なるのは、マザーから分裂・増殖する過程において、独自の進化を遂げるからである。WAの魔族は、生まれ故郷であるヒアデスが何らかの理由で崩壊したためにファルガイアに新たなる居住地を求めてジークフリードたち魔族が来訪したというストーリーがあったが、実際ヒアデスを滅ぼしたのはマザーであり、実はヒアデスは故郷ではなくマザーに滅ぼされた領域の一つでしかない
3rdのファルガイアでの魔族とは、惑星テラの人間が己の闘争心のままに肉体改造を繰り返した結果辿りついた姿であり、「魔族」という名は改造を施し異形の姿となった戦闘階級の人間を、戦う力の弱い最下層の人間達が恐れて付けた名称である。魔細胞(ナノマシン)肉体侵食し、さらに鋼の身体と水銀の血に置き換えて、身体を半生命半機械としている。死してもその肉体の残骸とそれに残る魔細胞は周囲に影響を与え、星の命を喰らう。
AC:Fでの魔族は上記の設定が混在したような設定となっており、惑星テラの住民が自身を改造した姿であり、なおかつマザーに生み出された存在でもある。
4thのファルガイアの魔族は、例が少ないため詳細は不明だが、人間に似た姿や身体を持ち、一見人間と区別が付かないが、空間支配といった人智を超えた力を持つ。
ノーブルレッド
雪のように透き通る白い肌と赤い瞳を持ち、悠久の寿命と不死といわれる肉体を持った伝説の不死種族。別名・イモータル。吸血鬼やヴァンパイアといった怪物とは全く異なる存在。日光に弱いが長時間浴びなければ問題なく、吸血能力を持つが生存には必要ない。高い知能と高度な文明を持つが個体数は少なく、人間を『昼の支配者』とするならば『夜の支配者』である。肉体がいくら破壊されようと、血と暗闇と時間があれば魂が舞い戻り復活を遂げる。
“焔の災厄”ロードブレイザーとファルガイアを守るために交戦した結果、2nd本編の時代ではマリアベルを除いて全てのノーブルレッドは「魂」を喰らい打ち砕かれ死亡している。
2ndに登場し、伝承のみでなら3rdと4thにも登場。TVでは日光浴が好きだったり、不細工なコウモリのような生物への変身を可能とするなど、全く設定の異なるノーブルレッドが登場する。
ドラゴン
半生命半機械のファルガイアの生命とは異なる命。機械と生物が融合しており、その化石はARMの原料として多用されている。
2ndでは「ドラゴン次元」と呼ばれる異世界から、『侵食異世界』の脅威から逃れるためにファルガイアへとやってきた別次元の生命体。ほぼ全てのドラゴンは環境の変化に順応できずに死亡している。
3rdでは魔族が作った別名「竜機」と呼ばれる生命兵器。機械と生物が融合しており、ドラゴン自体が意志を持っていたかどうかは不明とされている。大戦後にその役目を失ったドラゴンたちは各地で深い眠りにつき、今現在ドラゴンの化石として発見されているものはARMの原材料となっている。
人造生命体
亜精霊
本来ファルガイアに流れる「意思無き力」である精霊だったものが自立し意志を持った存在。亜精霊は喋ることや食べることが可能となった個体といえる。精霊としての力は弱まっているがそれでも高い知恵と長い寿命を持ち、生涯で一人の主人に仕えると言われる。
亜人
魔獣

魔法 編集

異なるファルガイアでは、魔法の形態も異なる場合がある。ワイルドアームズAC:F2ndの世界で人間によって一般的に使われるクレストソーサー(紋章魔法)や、4thフォーミラ(術式)、守護獣の力を借りる魔法として、2ndガーディアンロア3rdアルカナ、種族特有の魔法として2ndのノーブルレッド族のレッドパワーAC:Fのエルゥのハーブマジックが挙げられる。

ファイナルファンタジーシリーズ等とは違って、地属性(基本は石のミサイル)が飛行系の敵に有効というのも特徴である。

その他用語 編集

渡り鳥
荒野を行きかい、危険とロマンを求める冒険者。一箇所に留まらず土地から土地へと渡り歩く彼らを空を無尽に渡り行く鳥とかけて渡り鳥と称した。依頼主から依頼を受け、それを解決することで報酬を得るという渡り鳥がその大半を占めているが、特にライセンス等が必要ではないのである程度の実力を持つ者ならば渡り鳥として各地を放浪することはできる。そのために中にはトレジャーハントや盗賊まがいの方法で利益を得る渡り鳥も少なくはない。命を懸けて依頼を遂行するプロフェッショナルから単なるごろつきと変わらない者まで様々。一般人の渡り鳥に対する対応も様々で、便利屋としてしか扱わない者から専属して依頼をする者まで多岐に渡る。
渡り鳥は敵味方共にARMを使う者が多いが(3rdでは渡り鳥は全員ARMを所持している)、クレストソーサラー(ソーサレス)等魔法使いや他の種族が渡り鳥となっているケースもある。
渡り鳥の祖先としては、アラン・スミシーという人物が一説にある。この人物は実際登場しないが、3rdではいくつかの本に登場していたりフィールドにある看板に他の渡り鳥へのメッセージを遺していたりという形で登場している。他のシリーズでは名前のみが残っていたりと実在しない人物として扱われている。このアラン・スミシーはアメリカ映画監督としてガンファイターの最後等いくつかの映画製作を手がけた人物が元と思われる。
バスカーの民
守護獣から離れてしまった人々の中で、それでも守護獣信仰をやめずに独自の集落と秩序の中で生きる事を選んだ民。バスカーの民はどのシリーズでもARMや機械を受け入れずに守護獣や夢見をその導き手として崇め奉っている反面、排他的・閉鎖的で昔からの因習に囚われているという一面も見せる。外見はアメリカインディアンのような姿をしており、バスカーの集落も簡素なテントや洞窟などを利用した住居で作られ、家畜や畑が描かれていることから自給自足をその生活背景としていることが伺える。
彼らは自ら独自の儀式をすることで守護獣との交信をしたりその力を具現化させる術を持ち、その力はバスカーの民の中でも特に力を持つ神官と呼ばれる人物にしか扱うことはできない。3rdではこの神官を任命する儀式というものも存在した。
守護獣信仰は1st(A:F)ではバスカー派、クラン派という二つの考え方が存在し、自然と共存し自然の力を利用することを提唱したクラン派が発展し大多数を占める。一方自然回帰を唱え、自然に適合して生きていくことを提唱したバスカー派はごく少数しかいない。
属性(ジオ、ウイング、フレイ、ミューズ)
レイポイント、 レイライン
レイラインとは霊的地脈という意味で、世界中をめぐるエネルギーのこと。泥のガーディアン、グラブ・ル・ガブルがファルガイアそのものであるという認識があるため、言うなればレイラインとはグラブ・ル・ガブルの血管という見方もできる。レイポイントとはこのレイラインが交差し局地的にエネルギーの力が高まったポイントのこと。これらに流れているエネルギーはガーディアンの原動力そのものと言っても過言ではなく、レイライン及びレイポイントの消滅はそのままガーディアンの消滅と直結している。
ヒアデス
1st(A:F)では魔族が故郷としている惑星を意味する。ただしこのヒアデスは通常の惑星とは異なり、次元間を瞬間移動しながら航行するほとんど船とも例えられる物質及び領域。魔族自体の誕生した惑星はテラだが、その後ヒアデスという惑星をマザーと当時の魔族たちが侵略した後に1st(A:F)に今現在存在している魔族たちが生まれたために彼らはヒアデスを故郷として捉えている。
3rdでは千年前の大戦で滅んだとされる魔族が残した情報ライブラリィ。3rdにおける七人委員会がそれを発見、解読を始めた。この情報ライブラリィにあるデータは別名「智慧」と呼ばれ、そこに記されているのはおよそ人間の身では計り知れないほどの膨大かつ緻密な情報。ゴーレムの設計や人体の修復方法、人造生命体の生成や惑星改造に至るまで多岐に渡っている。
七人委員会
1st(A:F)では大戦終結後にファルガイアに残された人間を守護獣やエルゥの代わりに導いたとされる有力な七人で構成された組織。後に彼らのうちの二人が作り出した国家、アーデルハイド公国とアークティカ城が1st(A:F)におけるファルガイアの支配者及び指導者となった。
3rdでは荒廃したファルガイアを救うために組織された七人の科学者たち。それぞれ科学者物理学者、生物学者、術式士、機械工学者、魔術師といった面々で構成されている。彼ら七人の発端は100年ほど昔に情報ライブラリィ、ヒアデスを発見した七人の科学者たちに遡る。ヒアデスに眠る智慧を解析し始めた七人は以降、目的に合わせてメンバーを入れ替えていったが、常に七人であったことから七人委員会と呼ばれた。ファルガイアに生きるほかの人々からは希望に見立ててと例えた者もいる。
夢見
これから起きるであろう事象を夢の形で預言するというもの。2ndのコレットや3rdのシェーンといったようにシリーズの中では特にバスカーの民にその夢見の能力所持者が多い。ただし3rdのラミアムのようにバスカーの民以外の一般人でも夢の中で何者かに啓示を受けるという例も夢見として分類される。バスカーの民はこの夢見能力者の言葉を全面的に信頼し、ファルガイアの未来のためにその力を役立てようとしている。
ミーディアム
ミーディアムは見た目としてはプレート状の板。これは大別して二種類に分類することができ、実際に守護獣自身の力をそのまま封じ込めたミーディアムは「純種」と呼ばれて相応の力を持つ。もうひとつはバスカーの民が水や風のエネルギーをミーディアムとしたもので、そちらは「模造品(イミテーション)」と呼ばれる。
ユグドラシル(システム)
1st(A:F)では初代七人委員会が開発を担当した建造物。このユグドラシルは大量の生命エネルギーを生み出し、大戦のためにダメージを受けたファルガイアを修復するために作られた。ところが稼動前にマザーに取り込まれ、魔族側はこれにより大幅な戦力の増強を達成し戦況も魔族側に傾倒することになる。
3rdでも同名のユグドラシルシステムというものが存在するが機能としては1st(A:F)と同じ。開発担当は3rdでも七人委員会であり、ユグドラシルは情報ライブラリィ・ヒアデスから取り出した魔族たちの智慧の中から作り出した建造物として登場する。当初はファルガイアの環境修復のためにと作り出されたそれは物語の中でリヒャルトら預言者たちの目的に利用されることとなる。

その他 編集

ワイルドアームズシリーズはシリーズ毎に様々なキャラクター・モンスター・用語・お決まりのネタや台詞が共通して登場する。

  • 主なシリーズ伝統要素
    • 「ッ!」と語尾に付ける独特な台詞回し(金子氏曰く「惑星ロボ ダンガードAのオープニングテーマ『すきだッ ダンガードA』が元ネタ」らしい)
    • ARMという名の武器(XFでは武器ではないものの物語に強く絡んでくるアイテムとして登場する)
    • 惑星ファルガイアが舞台(遠い地球=far gaiaから生まれた造語。ただし英語版では「Filgaia」で表記される)
    • フォースポイント(FP)が大きな意味を持つバトル
    • パズル要素の強いトラップを解除しつつ進んでいくダンジョン
    • アースガルズ(ほぼ全シリーズに登場するゴーレム。作品によって大きさ、立場等が異なっている。一貫した特徴としては大きな2本の角と腕に搭載されたバリア機構である。4thの世界にはゴーレムが居ないのでファルメルのクラス名として登場する)
    • トニー(ストーリー序盤に登場するサブキャラクター。これも作品によって年齢、職業等が異なっている。金子氏曰く「ワイルドアームズはトニーに始まりラギュ・オ・ラギュラに終わるゲーム」とのこと。シリーズが進むごとに『トニー』の年齢が上がる傾向が見られている。XFでは今までの人間という枠を超えて雑種犬となったが、シリーズで初めて主人公達のパーティに参加するという快挙を成し遂げた)
    • 隠しボスが非常に多い
    • ラギュ・オ・ラギュラ(ゼットンをモチーフにしたシリーズ最強の怪獣。明らかにゼットンに酷似した体のパーツや「1000000000000℃」(1兆度)の火球を放つのが特徴。5thでは「-1000000000000℃」という物理法則を超越した温度で攻撃してくる)
    • 魔王アンゴルモア(元ネタはノストラダムスの『予言集』百詩篇第10巻72番に登場する「恐怖の大王」から。「The 7th Moon」という予言内容に関連した名前の技を使用してくる。3rdでは元ネタが降臨するはずだった1999年を過ぎたことから隠しボスから中ボスに降格し、『時代遅れの魔王』とまで称された。それ以降、強さに波はあるもののシリーズを重ねる事に弱体化していっている傾向がある)
    • 這い寄る混沌フラットウッズ・モンスターをモチーフにした敵キャラ。ファルガイアを侵略する異星人であり、3rdでは這い寄る混沌関連のサブイベントが登場する)
    • ネクロノミコン(強力な効果を持つ魔道書、及び通常確率1%でそれを落とす雑魚敵。殊にWAと3rdでは入手すると魔法の威力が格段に跳ね上がる)(AC:Fまで)
    • シェリフスター(保安官バッジ。装備すると各パラメーター大幅上昇など、強力な効果を持つ装備アイテム)
    • OPのアニメムービー(4thまで)
    • 荒野の果てへ(なるけみちこが作曲したシリーズのメインテーマとも言える曲。ワイルドアームズのOPテーマである。5thを除き、全シリーズで流れる。シリーズによってはアレンジが加えられている)
    • パーティーメンバー単独でのシナリオを終えた後で、本シナリオがスタートする(AC:Fまで)
    • ヤキソバ(誰かの好物であったり一場面で出てきたりと毎作品どこかしらに登場する。スタッフのイメージではWAのヤキソバは日清製のイメージらしいが誰が決めたのかは不明)
    • スケベ本(3rd以降では敵として出現。勝利時には各キャラ特有の台詞がある)
    • アーメンガード(3rdAC:F4thに登場する謎の少女。シリーズごとに記念日ことわざオカルト話が好きという設定で、PS2の内蔵時計の日にちに合わせてそれらにまつわる、ある意味妄言とも取れる様々な話を366日分も聞かせてくれる)
  • コンシューマーゲームにも関わらず他作品のオマージュやパロディが著しく多いことで有名である。例を挙げれば、漫画アニメなどからそのまま単語・設定を持ってくることもあれば、ラギュ・オ・ラギュラやカリュプデス(カネゴンをモチーフにしたモンスター)、ザダス(ミラーマンに登場する怪獣、恐らくアイアンとキティファイヤー辺りを合成したと思われるモンスター)等々、ウルトラ怪獣やその他特撮物の怪獣などをモチーフにしたモンスターが登場することも多々ある(なお、これらの『笑わせる』モンスターは基本的にモンスターデザイン担当の大窪哲也がデザインしている)。
  • 日本テレネットPCエンジン用ゲームソフト天使の詩II 〜堕天使の選択〜にはワイルドアームズの製作スタッフが幾人か関わっており、ワイルドアームズシリーズの設定にも天使の詩II 〜堕天使の選択〜に登場した用語や設定などがいくらか使われている(例:仙草アルニム、魔剣ルシエド、など)。

サウンドトラック 編集

alone the world 〜ワイルドアームズ・ヴォーカルコレクション〜 編集

テンプレート:Infobox Album 「ワイルドアームズ」「ワイルドアームズ セカンド・イグニッション」「ワイルドアームズ アドヴァンスドサード」および「ワイルドアームズTV」の楽曲の中から、麻生かほ里によるヴォーカルソングが集められたサウンドトラック。ゲーム内のBGMがアレンジされ歌詞が付けられた新規の曲も収録。歌唱は麻生かほ里が担当している。一部楽曲はアレンジバージョンとなっている。

  1. Lullaby
  2. どんなときでも、ひとりじゃない (Full size ver.)
  3. 夜空
  4. Resistance Line
  5. 一番逢いたい人
  6. 奇蹟
  7. Zephyrs's
  8. Advanced Wind (Full size ver.)
  9. Sky High! Fly High!!
  10. 夜空しか知らない (Full size ver.)
  11. Wings
  12. CONTINUOUS 2002 ver.
  13. alone the world
  14. distance

脚注 編集

  1. 正確には関連アイテムではなく未来を司るガーディアンの失われし左腕が変化した物
  2. ファンブックでは災厄獣の究極形と記されている

関連人物 編集

テンプレート:Wild ARMs

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