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メタルマックスMETAL MAX)は、クレアテック企画のRPGシリーズ。本シリーズの流れを汲むメタルサーガMETAL SAGA)シリーズも部分的に本項目で扱う。

シリーズ概要 編集

プレイヤーは、戦車を使って凶悪な賞金首を退治する稼業「ハンター」として冒険する。ラスボスに辿りつくまでの大まかなストーリーは存在するが、イベントの順序は厳密には設定されておらず、ラスボスを倒さずに引退という形でエンディングを迎えることも可能である。

ゲームデザインを担当した宮岡寛は、ドラゴンクエスト(ドラクエ)1〜3の製作に参加しており、かつ同時期にライターを担当していたファミコン神拳110番においては、そのドラクエを非常に持ち上げていた。しかし本シリーズ1作目はドラクエに代表される物語重視のRPGが既に流行となっていた時期に発売され、その流れに対抗するものを目指して作られた。キャッチコピーは「竜退治はもう飽きた」であり、これはドラクエに対するアンチテーゼを意味している。

1作目は、1991年データイーストからファミリーコンピュータで発売された。TVコマーシャルのナレーションはたてかべ和也が担当し、キャッチコピーの後に「〜戦車と人間のRPG、メタルマックス!」という台詞が入っていた。 2作目はスーパーファミコンへと移行して人気を博し、1作目のリメイク版も発売された。

以降、データイーストの経営悪化で続編の発売が滞る。ドリームキャストで『メタルマックスワイルドアイズ』の発売が予定されていたものの、新たに発売元となったアスキーの経営悪化とゲーム業界撤退により無期延期となった。

その後、ゲームボーイアドバンスのソフトとしてナウプロダクションより移植作『メタルマックス2改』が発売された。しかし、隠しアイテムの一部が削除されるなどの仕様の不一致や、デバッグが不十分で致命的なバグが数多く残っている点など、ネット上を中心にユーザーからの酷評が目立った。それに続いて発売される予定だった『メタルマックスリターンズ改』はデータイーストの破産による権利関係のトラブルへの懸念から発売中止となってしまった。

他にも様々な問題でもめ事が続いていたタイトルだったが、2005年サクセスより事実上の続編『メタルサーガ 〜砂塵の鎖〜』がプレイステーション2で発売され、ファンを驚かせた。現在『メタルマックス』の名称が新宿エクスプレスの登録商標となっている関係で改題となったが、製作に同シリーズの一部の開発スタッフが関わっている。なお、過去の作品の著作権の内、データイースト保有分については既にサクセスに渡っている。

2006年6月15日にはニンテンドーDS用『メタルサーガ 〜鋼の季節〜』が発売され、2007年7月からは携帯電話向けの『メタルサーガモバイル』の配信が開始された。

シリーズ作品 編集

  • メタルマックス(ファミリーコンピュータ用、1991年5月24日発売)
    スーパーファミコン用のリメイク版『メタルマックスリターンズ』は1995年9月29日発売。
  • メタルマックス2(スーパーファミコン用、1993年3月5日発売)
    ゲームボーイアドバンス向けのリメイク版『メタルマックス2改』が2003年6月20日に発売されている。
  • メタルサーガ〜砂塵の鎖〜(プレイステーション2用、2005年6月9日発売)
  • メタルサーガ〜鋼の季節〜(ニンテンドーDS用 2006年6月15日発売)
  • メタルサーガ モバイルDoCoMo専用iアプリ 2007年7月2日配信)

発売中止作品 編集

  • メタルマックスワイルドアイズ(ドリームキャスト用)
  • メタルマックスリターンズ改(ゲームボーイアドバンス用)

主要スタッフ 編集

シリーズの世界背景 編集

突如起こった"大破壊"と呼ばれる災厄で都市文明が荒廃し、砂漠化や環境汚染が進んだ近未来の地球が舞台である。奇形化・凶暴化した怪生物、暴走する前時代の自律兵器、跋扈する犯罪者などが"モンスター"である。これらを退治するのが"モンスターハンター"と呼ばれる職業であり、プレイヤーはモンスターハンターを目指す1人の青年となって冒険する。このゲームのシンボルとも言える"戦車"は、魔法や超能力など何一つ持たない人間がモンスターに対抗しうる強力な手段である。

『メタルマックス』、『メタルマックス2』、およびそのリメイクや移植版の『リターンズ』『2改』は、同じ世界設定である。1やRには東京タワー東京都庁舎が、2では鎌倉の大仏などが遺跡として登場、神社と思しき宗教施設も出ているため、どちらも荒廃した未来の日本と推測される。

なお、発売中止となった『ワイルドアイズ』は、アメリカ大陸を舞台にすることになっていた。

主な登場キャラ 編集

以下のキャラは発売されたシリーズのほとんどに登場する。

プレイヤーキャラ 編集

主人公および、その仲間となって戦闘に参加するキャラクター。個人的な性質によって設定されているキャラクタークラスによって、戦闘における能力値配分や利用できる装備により向き・不向きがあり、成長すると差異が更に顕著になる。

ハンター
モンスター狩りを生業とするモンスターハンター。本シリーズは、主人公(プレイヤーが操作するキャラクター)が何らかの理由によりハンターとして旅に出るところからゲームが始まる。シリーズ通してデフォルトの名前は存在しない(名前を付けないと「はんた」になる)。戦闘時の戦車装備威力にプラス補正が掛かる運転レベルが上がりやすく戦車での戦いを得意とする。肉弾戦もソルジャーの次に得意。最初の頃は一市民程度の能力しか無く、最弱状態からスタートする。使用できる装備は比較的充実しているが、一部に装備できない武器・防具が存在する。キャラクターグラフィックは戦車兵のそれをモチーフにしており、戦車帽を被っている。
メカニック
修理工。破損した戦車のパーツを修理の修理を得意とする。システム的には「修理キット」や「メカニックキット」使用時に修理が成功し易く、作品によっては「修理キット」が破損しにくくなる修理レベルが上がりやすいという形で表現され、レベルが上がると戦車装備が使用不能になる大破状態も修理できる。肉弾戦は苦手だが専用装備の工具類は戦車系の敵に有効。運転レベルが上がり易く戦車戦はハンターに次ぐ活躍をみせる。戦闘能力的には最弱状態のハンターとほぼ同じだが、出会いのころにはある程度懐具合や装備に余裕ができることから、最弱ハンターよりましな状態でパーティーに参加できる。出会いイベントは大抵、2台目の戦車入手イベントと同時期のため、先に戦車を手に入れて仲間にすると活躍する。キャラクタグラフィックは1やRでは白いツナギを着た姿だが、2ではパンクスタイルである。
ソルジャー
モンスター狩りを生業とするのはハンター同様だが、シリーズの舞台となる世界においては戦車に頼らない戦闘を得意とする人々をソルジャーと呼ぶ。戦車の操縦はハンターやメカニックより劣るが、レベルアップ時にヒットポイントと力が上がりやすくなる戦闘レベルが上がり易く、最も肉弾戦を得意とする。使用できる装備に制限がほとんど無く、武器や防具は最強の物が利用できる。またパーティー参加時からある程度のレベルになっているため、戦車に乗らなくてもパーティー参加直後から活躍できる。そのためか、その後の3台目戦車入手イベントはシリーズを通じ手ごわい傾向があり、ここでレンタルタンクを借りるかどうか判断を迫られるなど、この絶妙なゲームバランスが同作品の人気の1つともなっている。同じ肉弾戦用の武器を持たせても段違いの威力を発揮できることから、最初のうちは雑魚キャラ戦闘のたびに戦車から下ろして肉弾戦をさせたほうが効率が良い。主人公の仲間になるのは「砂塵の鎖」に1人男性がいる他は全て女性キャラであり、キャラクタグラフィックは逆立つ金髪に赤メッシュ・ビキニアーマーと、1980年代アニメの怪力美少女風(美人かどうかは不明)。
ドッグ
生物兵器(バイオニック)として改造された犬。なぜか「ポチ」という名前が多い。
「2」「砂塵の鎖」「鋼の季節」に味方として登場。1とRではバイオニックポチとして敵キャラで登場するため仲間には出来ないが、敵としても中々の能力で、プロテクターを着込んでいる個体も多く序盤でも徹甲弾を発射する場合もあることから、雑魚キャラとしても上級クラス。敵として出現している場合は、搭載武器に幾つかの種類があり、これによって呼び名も「バイオニックポチ」や「バズーカドーベル」など様々である。
「2」「砂塵の鎖」「鋼の季節」では味方として肉弾戦が中々に強力だが、戦車に乗れず戦闘も完全に自律行動で作戦指示ができないため、ボス戦で真っ先に死に易いなど、不憫な存在。「わんわんグルメ」というアイテムでレベルとは無関係に無理やり能力を上げることが可能。パラメータに効果不明の「けづや」がある。装備面では余り種類は無いものの、専用装備は威力の割りにそこそこ安価で、装備次第では雑魚の一掃に力を発揮する。「2」では普通の犬も仲間になるが、レベルアップしない上に1度死ぬと復活できない。普通の犬はペットを欲しがっているマドの街の老人に譲ることが出来る。
近作では、作品により標準的な柴犬形態のほかに数種類の犬種が登場するなどもしており、ポスターでの看板キャラとして知られ、人気も高い。
料理人
『メタルサーガ〜鋼の季節〜』から登場。前作までに登場したネタ(酒場で売ることが出来るアイテム)を材料に、料理を作ることが可能。ソルジャー同様、戦車戦より肉弾戦の方が得意。
作った料理はアイテムとして使用することができ、様々な効果が現れる。
ハッカー
『メタルサーガ〜鋼の季節〜』から登場。コンピュータに侵入してパスワード等を調べることができる。1・R・2ではロックハッカーという鍵をこじ開ける道具が登場していた。

複数のシリーズに出てくる準レギュラーキャラ 編集

本シリーズでは、街の住民などのキャラクターのほかに、様々なマッドサイエンティスト達が登場する。大抵は戦車にアイテムに大きく関わる。他にも妙な価値観をもっていてゲームに欠かせない・作中の世界観を物語るちょっとしたアクセントになっているキャラクターなどが存在する。同名で同じ役割のキャラクターが複数の作品に登場するが、同一人物なのかスターシステムなのかは明確ではない。

ドクター・ミンチ
戦闘で死亡した主人公たちを生き返らせるマッドサイエンティスト。死体を見ると電撃を食らわせて蘇生させるのが趣味らしく、主人公らが声を掛けると死体を持っていないかと聞いてきて、生きているメンバーを選ぶと「この死体は生きてるじゃないか!」と言う無茶な人物である。
召使に「イゴール」という男がおり、全滅した主人公たちの死体回収は彼の仕事である。こちらは大抵はフランケンシュタインのような容姿をしている以外は比較的まともで、無茶な主人に振り回されている。なおRでのイゴールの日記から、2の世界が1やRよりも数年から十数年程度前の時代であることが伺われる。
ヤミクモ博士(1・R・サーガ)
レンズを最低3枚見つけて持っていくとレーザーバズーカを作ってくれる。主人公を「レンズ友達」と呼び、レンズと光線兵器の開発が大好きで、主人公らが自分の設計したレーザーバズーカを撃ちまくってくれることを期待している。
バトー博士(2・サーガ)
鉄くずを材料に戦車を設計・開発してくれる。口が悪く、主人公に変なあだ名(ゴキブリ、うすのろ、ハナクソ等)をつけて連呼するほか、かなり失礼な台詞を吐く。口の悪さのせいで街での評判もあまり良くなく、人里離れた一軒家で日夜戦車のことを考えながらすごしている。ただし悪意は無く、主人公を友達として歓迎している。サーガではアロハシャツを着ている。
クズ屋
正式名称不明。人間用防具・プロテクターが破損して防御力が0になった「プロテクター屑」を買い取ってくれる。またまとめて持っていくとその数に応じて新品のプロテクターをくれる。彼からもらう以外に入手方法の無いプロテクターも存在する。プロテクター屑を持っていない(壊れていないプロテクターだけを装備している)と、「なんだおめー、クズしかもってねーのか」とがっかりする。
不発弾屋
不発弾砲弾)を安価に販売している。これは特殊砲弾として使用できるが効果は完全なランダムで、店主曰く「撃ってみるまで判らない」とのこと。こういったアバウトで乱暴な商売が成立する点が、上のクズ屋同様に作品の世界観を物語っている。

メタルマックス1・リターンズに出てくるキャラ 編集

物語は、荒廃した世界ながらもどうにか安全な地域に暮らす修理工場一家の一人息子が、冒険と富と名声に憧れてハンターを志し、父親に勘当され家を叩き出されるところから始まる。メカニックは旅に憧れ、ソルジャーは強さを求めてパーティーに参加する。

とうちゃん
ハンターの父親で、片田舎で修理工場を営んでいる。妻に先立たれ娘(ねえさん)や息子と暮らしていたが、息子がハンターになりたがったため勘当し、家から叩き出す。しかし修理の方法を「しょうがねえなあ」といいつつも教えてくれるほか、話し掛けて「家にもどる」というコマンドを選ぶとエンディングが始まるという「お家に帰るまでが冒険です」的な演出は、同シリーズやデータイーストらしさを物語るものとなっている。なお勘当中でも家に帰るとねえさんが出迎え、無料で泊まることができる。
ウルフ
『赤い悪魔』の異名を持ち、赤い戦車「レッドウルフ」を駆る凄腕モンスターハンター。「2」および「2改」には戦車のみが登場する。ニヒリストで腕っ節が強く、賞金首どもにも、ハンター連中にも最強のハンターとして恐れられている。
ハンターが冒険初期に軽量級戦車を入手するイベントでは、放置された戦車を目の前にした戦闘を手助けしてくれるが、先にハンターが見つけたモスキートから機銃を「こいつは使えそうだ」と持ち去るが、モスキートはポンコツとしてハンターに譲られる。ソルジャーが仲間になるイベントでは、ソルジャーが喧嘩を売って拳一発で返り討ちにされ自分の弱さを思い知ることになる。行く先々の街の者の話では、誰かを探しているようなのだが…。
ヒミオ
火遊びをしていて山火事を起こしてしまう少年。本人は森への放火を否定しているが、同イベントが主要なイベントのきっかけになる。
ツマク
妻に逃げられ、それを娘と共に追いかけるためにビルを爆破する人。高所恐怖症だが、人が見ていると俄然がんばることが出来る性格。
2では賞金首「U-シャーク」を倒した際に稀に手に入る超レアアイテム「金のゆびわ」になぜか彼の名前が出てくるが、これはRに出てくるイゴールの日記と時系列が逆になってしまうため、ファン筋を悩ませている。

このほか数多くの賞金首が登場し、中には一騎打ちを挑んでくるものがあるほか、一部の賞金首は特別なイベント演出がある。大抵の賞金首は倒さなくてもゲームの進行に支障は無く、逆に倒さなければ絶対に先に進めない敵は、賞金首ではないことが多い。このため賞金を得るためだけに賞金首の出現ポイントをしらみつぶしに捜索することが、このゲームで遊ぶ方法となる。

メタルマックス2に出てくるキャラ 編集

物語は、凶悪な武装組織「バイアス・グラップラー」と主人公たちとの戦いという形で進められる。主人公はグラップラーを親の仇として追い、メカニックはグラップラーに悪戯をして追われ、ソルジャーはマドの街で討ち死にした兄の遺志を継いでグラップラーへの復讐を誓い、パーティーに参加する。ストーリー上では、各々のキャラクターの身の上などに、やや悲壮感が漂うのが本作の特長ともなっている。

マリア
両親をグラップラーに殺され孤児となった主人公の育ての親で人々の噂にも上る凄腕の女ソルジャー。物語序盤で雇われ用心棒としてグラップラーと戦う。主人公をかばいつつテッド・ブロイラーに倒されるが、物語を進める中で彼女の生い立ちなどを伺わせる演出が数箇所にある。
ガルシア
主人公が最初に手に入れるバギーの持ち主。いけ好かない性格で主人公の育ての親の女ソルジャーにぶっ飛ばされる。その直後に用心棒として雇われたマドの街を守り、グラップラー四天王の1人と戦って討ち死にしたかに見られたが、後に意外なところで再会する。避けては通れないイベントの1つ。
スカンクス
サルのバイオニックで、突然変異による高い知能を持ち、肉弾戦が得意なことから主人公と真っ先に衝突することになるグラップラー四天王の1人。先に進むに従って、悲哀な過去が明らかになるため、彼の境遇には同情するファンも…。ちなみにレベル5のソルジャーが仲間になる前に戦いを挑んで返り討ちにされるイベントが発生する。
ピチピチブラザーズ
各地で主人公の目の前に現れる指名手配。出てくるたびに賞金が上がっていく。名前のとおり兄弟で姿を見せ、そのたびに会話イベントと賞金額の吊り上げが行われるが、会話イベントを途中1つでも外すと戦えない。最終的に戦いを挑んでくるが、兄弟で助け合いながら戦う姿は見物。
ブルフロッグ
グラップラー四天王の1人で、エバ博士の研究所を守っている。彼との戦闘はあまり重要なイベントでは無く、脱出時に立ちはだかるものの、同イベントが物語終盤までに通過していればいいことから、ほぼ最強装備の戦車で戦いを挑むことが出来、十分な装備の戦車で挑めばさほど怖いこともないという影の薄い存在。
カリョストロ
主人公らを騙して探させたエバ博士を連れ去るグラップラー四天王の1人。比較的前半部で出会うことになるが戦うこと無くぶっ飛ばされる。実際に戦うのは後半部に入ってから。狂気の研究をエバ博士に強要していた。
テッド・ブロイラー
グラップラー四天王の1人にして炎を操る怪人で、主人公の育ての親の仇。ゲーム序盤にいきなり主人公も戦う羽目になるが勿論歯は立たず、あわや黒焦げにされかける。物語前半では彼の非情ぶりを物語るイベントも発生するなど作中最大の敵で、生身で戦う上にLOVEマシンのある設定に気づかない限り最終ボス以上の攻略難度になる。

基本システム 編集

基本的には戦車に乗ってフィールドやダンジョンを進み、出会ったモンスターを倒しながら話を進めていく。ただし序盤は戦車を持っておらず生身の状態で進むことになる。また、地形(建物内、荒れ地など)によっては戦車で進入することができず生身での行動を強いられることもある。そのため、武器屋や道具屋は人間向けのものと戦車向けのものが存在する。

戦車には主人公たちが発見するのを世界の何処かで待ち続けているものがある一方、「レンタルタンク」と呼ばれる戦車の貸し出し業者も存在する。レンタルタンク利用中は返却するまで戦闘時の儲けが半分(賞金首の賞金や箱の中のお金はそのまま)になってしまうが、このレンタルタンクは通常入手可能な戦車とは違うグラフィックで装備も固定ながら充実している。ただし、パーツが1か所破損するだけで強制的に外に出され戦車は自動的に店に戻る。

アイテム自体は一般のロールプレイングゲーム同様に、回復アイテムや戦闘補助アイテム、またはイベントアイテムと呼ばれる持っていることで特定イベントを進められるものがあるが、このほかに「ネタ」と呼ばれる「敵モンスターの体の一部」もあり、これを酒場に持っていくと二束三文ではあるが序盤では無視できない小遣い稼ぎをすることができるものが稀に入手できる。なお2ではこのネタがイベントアイテムとしても使われたほか、「鋼の季節」よりは新たに登場の料理人によってアイテムの材料にすることができるようになった。またマイナスアイテムとして、戦車道具欄にランダムで発生してアイテムの所持限界を圧迫する「とりのふん」や「ナマリたけ」がある。後者はさらに重量が存在して最大積載量をも圧迫する。除去するためには戦車を「洗車」しなければならない。

武器や防具の中にも、お遊び要素で実用価値(ゲームを有利に進める効果)のないレアアイテムも存在し、使い道は無いがコレクションして楽しむユーザーもいるようで、やり込み情報サイトなどではそれらレアアイテム入手方法が様々に記載されている。

戦車について 編集

戦車はその車体であるシャシーと動力源のエンジン、移動や戦闘時に制御を行うCユニットが主体となり、これに以下の3種類の武器を主砲・副砲・S-E(Special Equipment)の3系統まで装備できる。

  • 大砲 - 主砲。攻撃力が高いが弾数の制限がある。満タンサービスで1発5Gで補給できる他、砲弾屋で購入した特殊砲弾を装填し発射することもできる。
  • 機銃 - バルカンやビーム砲など。弾数の制限がない代わりに攻撃力が低い。グループ攻撃が可能な物も存在するので、ザコの一掃には最適。
  • 特殊砲 - 特殊な効果を持った兵器。ミサイルや火炎放射機など。弾数が少ない、弾薬が高価、1度使うとしばらく次の弾を撃つことができない等のデメリットが設定されていることが多いが威力は絶大で、効果範囲もグループ攻撃や全体攻撃の物が存在する。

シャシーを含む全てのパーツには重量が設定されており、その合計がエンジンの能力を超えているとその戦車は走ることができない。これを"自走不能"と呼ぶ。重量に余裕がある場合にはその残りを装甲タイルに割り当てることができ、これが残っている限りはダメージを受けてもパーツに被害が及ぶことはない(一部の攻撃を除く)。 ただし、『メタルサーガ 〜鋼の季節〜』では装甲タイルが存在せず、各パーツごとに耐久値が設定されている。

パーツの被害は"破損"と"大破"の2段階があり、"大破"になるとそのパーツは機能しなくなる。シャシーが大破した場合は中にいたパイロットは強制的に外に出され生身の状態で戦うことになる。エンジンやCユニットが大破してもその戦闘では影響がないが、その戦車は自走不能に陥るためパイロットはそれ以降生身での戦闘を余儀なくされることになる。

誰か1人が戦車に乗っていれば1台だけ牽引して運べるため、予備の戦車を用意して乗り換えたり、予備戦車に交換用のパーツを積んで破損したパーツと交換することで対処することも可能である。街には戦闘時のダメージで破損したパーツを修理してくれる修理屋があるほか、メカニックは修理キットやメカニックキットを使用してパーツの破損を直すことが可能。パラメータの修理レベルが上がればメカニック以外による修理や、メカニックによる大破パーツの修理も出来るようになる。

戦車の改造 編集

街によっては修理屋の他にシャシーやパーツの改造を受け持つ改造屋が存在する。改造屋では以下の改造が可能である。ただし、1作目ではシャシーとエンジンしか改造できない。

  • 武器パーツの改造
    • 攻撃力 - 攻撃力を上げることができる。
    • 弾倉 - 砲弾を多く積めるようになる。
    • 守備力 - ダメージを受けたときに破損する確率が下がる。
  • エンジンの改造
    • 積載量 - 出力を上げることで限界重量が増える。名前が上位のものに変わる。
    • 守備力 - ダメージを受けたときに破損する確率が下がる。
  • Cユニットの改造
    • 命中率 - 攻撃の命中率を上げ、1度の攻撃で与えるダメージを増やせる。
    • 回避率 - 敵の攻撃からの回避率を上げ、1度の攻撃で受けるダメージを減らせる。
    • 守備力 - ダメージを受けたときに破損する確率が下がる。なお『メタルサーガ 〜砂塵の鎖〜』ではこの項目しか改造できない。
  • シャシーの改造
    • 守備力 - ダメージを受けたときに破損する確率が下がる。戦車自体が受けるダメージ量を減らす。
    • 弾倉 - 特殊砲弾を多く積めるようになる。
    • 穴 - 武器パーツを装備するマウントを、大砲・機銃・特殊砲の3種類から選んで最高3系統まで設置できる。「穴を開ける」と表記されているが、実際には「設置箇所を製作する」というニュアンスで、その言葉のイメージとは逆に、開いてない状態と比べて重量は増える。『2』以降はマウントの種類の変更も可能。

基本的に、改造によって強化すると重量が増える。逆に、弱体化と引き替えに軽量化することも可能(1作目では不可)。

モンスターについて編集

モンスターは、ゲーム内では大まかに5つに分類される。

  • バイオニック:生物系。人間を含む。
  • サイバネテイック:機械化された生物。
  • マシーン:機械系。
  • タンク:戦車系。メタルサーガでは装輪車両なども含めて「ヴィークル」に変更された。
  • 識別不能:上記4つ以外のもの。
    • 1作目では「マシーン」「識別不能」は存在しない。タンクやバイオニックとして見なされる。

モンスターの中には"賞金首"と呼ばれる強力なものがおり、これを倒せばハンターオフィスから多額の賞金が支払われる。"賞金首"は一般のRPGでの"ボス"に相当するが、基本的にはシナリオ上遭遇するボスとは異なる配置がされており、倒さなくてもシナリオの進行は可能である。ただし、2ではシナリオ進行上の重要なポイントに配置されている賞金首モンスター(U-シャーク、グラップラー四天王)が存在する。

また、スーパーファミコン版の「2」以降からは、"今週のターゲット"としてランダムに指定される雑魚モンスターを倒せば、撃破数に応じた賞金が得られるようになった。 ただし期間限定であり、狩りに熱中しすぎるとせっかく撃破数を稼いでも期間終了で賞金を貰い損ねることも多い。 (キャラクターのレベルアップ毎にターゲットが変更されるため、本気で狙うなら計画的な狩りが要求される)

登場する戦車 編集

シリーズに登場する戦車は基本的に実在する戦車がモデルになっているが、「2」に登場する戦車は実在のモデルとは姿形が違う物も何台か存在する。 なお、注釈が無い限りは、同名であれば過去シリーズと同じモデルである。

全体的に見て、ドイツ戦車が多いのが特徴。

メタルマックス(メタルマックスリターンズ) 編集

モスキート
モデルとなったのはヴィーゼル空挺戦闘車。初期に手に入り、小型軽量で防御力もそこそこで、主戦力として長く利用できる。主人公ハンターの住む街の近所にある地下洞窟で、昔の盗賊のアジトに眠っている。主砲・機銃・S-Eと、戦車の基本性能は備えている。
ワイルドバギー
戦車ではないが大砲や機銃を積み込んであり戦闘が可能。リターンズでは、車内から一部の人間用射撃武器で攻撃することが可能だが、ガス攻撃が直撃するという欠点がある。シャーシが軽く小さなエンジンで装備を充実させ易いものの、守備力もあまり上げられない。入手イベントが海辺の工場で、社長の花占い頼みだが、序盤でグループ攻撃可能なので重要な戦力になる。
バン
ただのバンではなく救急車。戦車ではない。人命を救う役割でありながら戦闘を行うというギャップの大きさから、ユーザーから高い人気を誇る。元が救急車なので、移動中に搭乗者のヒットポイントを回復することができるという地味ながら優れた特性がある。ただし入手イベントは肉弾戦を強いられる強力な賞金首「マッドマッスル」との戦いの後のため、苦労する。
初期状態では武装が不可能で装甲も薄いが、元が軽量な上に穴をあける余地が多く、改造次第では最強ともなり得る可能性を持つ。雑魚一掃用の機銃2連装備からボス戦に特化した大砲やS-Eで固めた装備まで、幅広いカスタマイズが楽しめる。
パンサー
モデルはドイツの5号戦車パンター。小島の海底洞窟内の地面に埋まっている所を発見される。そのため状態は非常に悪く、ナマリたけ4個が最初から生えている。また守備力は最大でも低いのにシャーシ重量も大きく、同発掘イベント内で拾える強力なエンジンを積んでも入手直後からは活躍させにくい。装備の拡張性もモスキート並と、趣味性の問われる車体である。
タイガー(ティーガー)
モデルはドイツのティーガーIタイガーは1のみに登場。進行状態などに関係なく、大金さえ払えば購入可能。
リターンズで登場するティーガーは、1のパンサーと同じ位置付けで、モデルはケーニヒスティーガーである。
装甲車
モデルはオランダのYPR765と推測される。軽量でそこそこの守備力を持つが、反面改造の範囲が限られ、入手時期の都合もあって車庫の肥やしになりがち。ソルの街下水道にいる「ミュータントワニ」討伐の賞品になっている。
エイブラムス
リターンズのみに登場。モデルはアメリカのM1エイブラムス。1のタイガーと同じ位置付けでそれなりに強力な戦車として登場する。価格にランダム要素もあることから、倹約をすれば物語初期に購入可能なため、ややゲームバランスを崩した感はあるものの、主力戦車として物語終盤まで活躍する。
Rウルフ
イスラエルのメルカバをモデルにした、オリジナルデザインの戦車。『赤い悪魔』レッドウルフの愛車であり、入手する際のイベントの印象、全シャシー中特上クラスの性能、そして真紅に染まった外観から、シリーズを通して絶大な人気を誇る。レッドウルフとは切り離せない存在であり、主人公一行がこれに搭乗しているか否かで彼を知る人物の反応が異なる。
Kタイガー
1のみに登場する。モデルはドイツのケーニヒスティーガー
ホワイトタイガー
リターンズのみに登場する。オリジナルのデザインで、主砲1門・副砲2基・SE2基と、最大の武装数を持ち、防御力も全車中最大を誇る最強のシャシー。だが重量も最大のため、戦車装備の重量配分など性能の調整にはセンスを問われることになる。ゲーム中では文字数6文字制限の関係上、名前が「ホワイトムウ」になっている。

以下のシャシーは、リターンズのレンタルタンクとして登場する。

ハーフトラック
モデルはドイツの小型装甲車Sd kfz 231。バギーと同じく、車内から一部の人間用射撃武器で攻撃することが可能。
シャーマン
モデルはアメリカのM4A3E8シャーマン中戦車。
ゲパルト
モデルはドイツのゲパルト対空自走砲。大砲マウントが2つあり、機関砲二連装という特徴的装備をしている。
ヘッツァー
モデルはドイツの38式軽駆逐戦車ヘッツァー
パンツァー
モデルはドイツのIII号突撃砲G型。
トラクター
モデルは農作業機のトラクター。バギーと同じく、車内から一部の人間用射撃武器で攻撃することが可能。

メタルマックス2(2改) 編集

バギー
元ガルシアの愛車。最初は滅茶苦茶に壊れているため、隣町まで砂漠を歩いて出かけてしまった修理できる人を探しに行かなければいけないイベントが、ストーリー開始直後の主要イベントとなる。
装甲車
モデルはフランスのAMX-10RCと推測される。ゲーム内では説明書の一言以外ヒントも無く、地面に埋もれているため存在が気付かれ難い。そこそこ優秀な戦闘車両で拡張性もあり、序盤から中盤に掛けての主戦力となる。強力な打撃力と硬い装甲を持つ賞金首「サイゴン」との遭遇さえなければ、グラップラーが封鎖していたベイブリッジ突破直後に足を伸ばして拾いに行くことができる。
野バス
大破壊前に運行していた無人バスが野生化し、走行を始めたという設定で、戦車ではない。非戦闘車両でありながら他の戦車と同等の働きを見せる姿から、メタルマックスの世界を体現したシャシーとして、多くのユーザーから根強い支持を受けている。シャーシ重量が軽いことから拡張性も高い。野生化しているため敵として遭遇するが、序盤では高い防御力と体当たり攻撃が脅威となる。ただし本能的にバス停を見ると停まってしまい捕獲できる。1台だけ、戦車として入手可能。
ウルフ
Rウルフと同じ戦車と思われがちだが、キャラクターデザインの山本貴嗣によるとオリジナルデザインとのこと。
ゲーム中の企業、ブラドコーポレーション製。Rウルフ同様に赤い。当初は入手可能なエンジンの出力不足に泣かされるが、拡張性が高く、中盤以降は欠かせない戦力となる。
ゲパルト
モデルはドイツのゲパルト自走対空砲だが、対空機関砲は存在せず、本来とはまったく異なる位置に主砲(大砲)を装備するのが大きな特徴。最大守備力の割りにシャーシ重量が重いことから、使い勝手が今一つだが、ウォー・シミュレーションゲームなどでは有名な対空車両でもあり、思い入れのあるユーザーもいる様子。神社で御神体として祭られている。
マンムート
モデルはドイツの重駆逐戦車フェルディナント。洞窟内に放置されていたため傷みが酷い状態である。シャーシ重量が大きいため全般的に扱い難い車体だが、入手イベントの頃には強力なエンジンが購入できるため、余り気にされない。
エレファント
同名のドイツ戦車ではなく、オリジナルデザインと推測される。重量過多の問題戦車で、高い防御力を誇るも使い勝手が極めて悪いため、装備はあまり多くは期待できず、厳選する必要がある。入手時期が最終ダンジョン「バイアス・シティ」攻略中となるため、無理してでも使うかどうかで悩まされる。

以下はバトー博士に作ってもらえる戦車。どれか1台を選ぶことができるが、強力な戦車ほど、より多くの鉄くずが必要になる(裏技を使わなかった場合)。

アビシニアン
モデルはフランスのAMX-13軽戦車と推測される。裏技でレオパルドの性能を持ちながら12t未満の重量という軽量かつ高性能な戦車が作れる。
名前の由来はネコの品種と推測される。
ストラディバリ
モデルはドイツのVI号突撃臼砲シュトルムティーガー、名称の由来は弦楽器制作者のアントニオ・ストラディバリと推測される。
ティーガー
他のシリーズに登場するドイツ戦車がモデルの物と違い、オリジナルのデザインである。守備力を最大限にまで高めることができるほか、色が他の戦車と大きく異なる。
レオパルド
モデルはドイツのレオパルト2。レオパルト2A5,A6ではなく、A4以前の型。守備力が高い。

以下のシャシーは、2改のレンタルタンクとして登場する。

38式
2改で追加されたオリジナルの戦車。登場時期と比較すると異常な威力の装備をしていることから、ゲームバランスを崩す要因とされる。
ガントン
2改オリジナルの戦車。

メタルサーガ〜砂塵の鎖〜 編集

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メタルサーガ〜鋼の季節〜 編集

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脚注 編集

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外部リンク編集

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