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ヘラクレスの栄光

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ヘラクレスの栄光』(へらくれすのえいこう)は、データイーストが制作・発売したRPG。第1作目『闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光』を始めとして、1987年から1994年までの間にシリーズ4作が制作されている(途中、ゲームボーイ用ソフトで外伝的な作品が発売されている)。

ギリシャ神話が世界観の下敷きとなっており、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスをゲームタイトルに置くことでその世界観を分かりやすく表現している。だが、実際にヘラクレスが主人公を務めるのは『闘人魔境伝』と『動き出した神々』だけであり、『II タイタンの滅亡』以降の作品ではストーリーの途中からプレイヤーキャラクターの助っ人として登場するという形になっている。

略史 編集

1987年6月12日闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光』(ファミリーコンピュータ

  • ストーリーはヘラクレスの12の功業をモチーフにして、ハデスに捕えられたビーナスを救いだすというもの。中ボスにはその12の功業にちなんだモンスターが登場する。
  • 戦闘はヘラクレスと敵の一対一で行う。一緒に冒険する鍛冶屋ヘパイトスは道具扱いとなる。
  • ドラゴンクエストシリーズなど他のRPGとの差別化が図られていた点には、以下のようなものが挙げられる。
    • 町に入ると画面が切り替わる方式ではなく、フィールドマップと町が繋がっており同一マップ上に展開されている。
    • 武器と防具には「耐久力」が設定されている。敵を攻撃するごとに武器の、敵の攻撃を受けるごとに防具の耐久力が減少し、0になると壊れてなくなってしまう。耐久力を戻すには鍛冶屋に直してもらう必要がある。
  • 冒険の途中で登場するキャラクターのアドバイスが元で、かえって冒険の進め方が分からなくなるなど、不親切な部分がある。
  • 作中の、ある重要アイテム(それがないとクリアが出来ない)が売れてしまうが、売ってしまうと二度と手に入らなくなる。

1989年12月23日ヘラクレスの栄光II タイタンの滅亡』(ファミリーコンピュータ)

  • 新たにパーティ制や昼・夜の時間の流れなどのシステムが導入されている。前作の特徴的な要素はほとんどが廃止され、当時多くのRPGで採用されていた一般的なシステムに置き換えられた。この結果システム面では平凡化したものの、代わりに本家ギリシャ神話をモチーフとした悲劇的なストーリー展開と言う新たな独自色を打ち出している。後のシリーズも基本的にはこのIIの作風に倣ったものとなっている。
  • ストーリーは闘人魔境伝のその後と言うことになっているが、前作との間に若干の矛盾が生じている部分がある。
  • こちらの装備している剣や鎧、盾を一撃で壊してしまうという、他のRPGにはあまり見られない攻撃を行う敵が存在する。

1992年4月24日ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙』(スーパーファミコン

  • 和製RPGのお約束とも言える主人公の不死性を物語の核に取り入れ、それがシステム面にも反映されている(不死なので飛び降りができたり、人間の仲間は生き返らないなど)。
  • 主人公は神々によって振り回され、“自分探し”の旅をする。シナリオ担当の野島一成は、後に『ファイナルファンタジーVII』でも今作を髣髴とさせる“自分探し”をテーマにしたシナリオを描いた。
  • 戦闘のメッセージの豊富さや仲間の日記など、細かい部分の人間臭さも特徴。
  • 2007年4月6日からは、Wiiバーチャルコンソール向けタイトルとして配信されている。価格は800Wiiポイント(800円)。

1992年12月27日ヘラクレスの栄光 動き出した神々』(ゲームボーイ)

  • 『闘人魔境伝』と『II タイタンの滅亡』をつなぐ、『ヘラクレスの栄光1.5』とも言うべき(というよりは第1作目の設定をなかったことにするための)外伝的な作品。
  • オリンポスの神々を仲間にできるのが最大の特徴。ヘラクレスのレベルが上がるにつれ、仲間にできる神の種類が増える。

1994年10月21日ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物』(スーパーファミコン)

  • シリーズ最後の作品となった。
  • 主人公と、一緒に冒険するプラトンには決まった体がなく、旅の先々で会う人間や動物などのキャラクターに次々乗り移りながら冒険を進めると言うトランスファーシステムが採用された。

ストーリー 編集

テンプレート:ネタバレ

ヘラクレスの栄光III 編集

ある時、目覚めた主人公にはそれまでの記憶がなかった。その代わり、彼には不思議な能力が備わっていた。どのような高い所から落下しても死ぬ事はなく、不死身だったのだ。自分は一体何者なのか。唯一の手がかりは、繰り返し見る不思議な夢だけ。夢の場所を探して、主人公は旅に出る。

旅を続けるうちに出会うのは、主人公と同じく不死身で記憶を失い不思議な夢を見る仲間たち。そしてヘラクレス

何故、主人公は不死身の体なのだろうか。主人公の過去とは何なのか。沈黙する神々の思惑とは。

そして全てを思い出した時、彼は……。

ヘラクレスの栄光IV 編集

他国との交流を断ち、壁に囲まれた国アトランティスの兵士である主人公は、親友のプラトン、エピファーを始めとするアトランティスの人々と平和な日々を送っていた。しかし、ある日ギリシャの兵士達がアトランティスに攻め込んで来る。同時に吹き荒れる嵐。壁は崩壊し、水位が増していく。人々はギリシャの兵士に抵抗空しく殺されていった。友は次々と自分達をかばって、あるいは数に押されて倒れていった。残された民はオリハルコン鉱山に逃げ込んだ。ギリシャの兵士達は、このオリハルコンが採れる鉱山を狙って来ていたのだ。

主人公達が通う学校の教師であるアールモアは、鉱山の最深部に逃げるのだと促した。だが、たどり着けたのは主人公、エピファー、プラトン、そしてアールモアだけだった。そしてアールモアは、死んだはずのエピファーの姉が生きていて、それがどの様にして蘇ったのかを説明する。しかし、エピファーは姉が生きている事を知った事で、無我夢中で飛び出していってしまった。その時、落盤が起きる。閉じこめられた3人。アールモアはアトランティスの知識を、愛する生徒を失わない為にその命を断ち、2人を死者の国へと送る。そして2人の体を、鉱山の奥にあったオリハルコンの箱(これこそがパンドラの箱であった)に入れておく事で永遠に保管するのだった。気が遠くなっていく2人にこう告げる。「死者の国の、河の水を飲んではいけない。その水は生前の記憶を奪う。水を飲まず転生し、自分達の体が待つこのアトランティスに帰ってきて欲しい」と。そしてアールモアも自ら命を絶ち、死者の国へと旅立った。

しかし、3人には神の思惑が被さった。世界はいつの間にか魔物に満ち溢れており、その原因を彼らに探らせようとしたのだ。アールモアは記憶を保持したまま青年の体に宿された。しかし、アールモアにはパンドラの箱から飛び出した悪意「復讐」が宿っており、アトランティスを滅ぼす様仕向けたゼウスに復讐すべく動く。これを反省し、次なるプラトンの魂は記憶を保持させず、木こりの男に宿した。しかし、プラトンは本来の持ち主の生を代わりに送るだけだった。そして主人公。運命の女神モイライの一人は主人公に最後の望みを掛け、記憶を戻した。そして主人公は地上に降りる…。が、なんと彼の魂はに宿ってしまっていた。モイライは、自分と波長の合う生物になら乗り移れる事と、今や不死身の体となった事を説明し、主人公を旅立たせた。もし事が上手くいけば、主人公に新たな「運命の糸」を与える事を約束して。 テンプレート:ネタバレ終了

余談編集

  • 「ヘラクレス」という言葉自体に「ヘラの栄光」という意味があるので、タイトルを直訳すると『ヘラの栄光の栄光』となる。
  • 1987年10月18日、「ヘラクレスの栄光 若き勇者の伝説」というタイトルのゲームブックが双葉文庫から420円で発売されたが、内容はファミコンのゲームと全く違い、羊飼いの少年ヘラクレスが、地下の国の王ハデスに乗っ取られた5つの神殿を解放するという試練をゼウスから与えられ、それを乗り越えて後世に名を残す運命を与えられることを目指す、というものだった。

関連項目 編集

外部リンク 編集

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