FANDOM


ゼロ(ZERO)は、カプコンのテレビゲームロックマンXシリーズ』及び『ロックマンゼロシリーズ』『ロックマンゼクスシリーズ』に登場するキャラクター。

テンプレート:ネタバレ

概説 編集

『ロックマンゼロシリーズ』(以下『ゼロシリーズ』)の主人公。同時に、『ロックマンXシリーズ』(以下『Xシリーズ』)の副主人公でもある。ZEROの名は数字の零に由来し、『ゼロシリーズ』の各作品のキャッチコピーも由来に因んだ物にされている。 『Xシリーズ』『ゼロシリーズ』の未来に相当する『ロックマンゼクスシリーズ』(以下『ゼクスシリーズ』)にも、姿や設定、名称を変えて登場している。なお、名前の由来はストライダー飛竜の登場キャラクター・ソロであると、クリエイターの稲船敬二氏がイベントにて語っている。また、ゼロの推定年齢は16~17才とされている。

なお、パラレルワールド的存在として『ロックマンエグゼシリーズ』にも登場している。

出生 編集

ゼロを生み出した科学者は、初代ロックマンシリーズに登場したアルバート・W・ワイリーであることをカプコン出版の攻略本にて記載されている。初代ロックマンシリーズにおいても、ロックマン2 ザ・パワーファイターズのエンディングの1つにワイリーがゼロと思われるロボットを製作している光景が見られ、そのシーンでワイリーは「ロックマンやフォルテを遥かに上回る全く新しいタイプのロボット」と発言している。そしてXシリーズにおいても、ゼロの夢の中に出てくる製作者を名乗る人物のシルエットがワイリーと瓜二つで声も同じであることなど、ワイリーが製作者と思われる様々な描写が存在するため、これはほぼ間違いないと思われる。

『Xシリーズ』時代 編集

発見時の当初、ゼロは理由なく周囲を攻撃する残忍なイレギュラーであり、イレギュラーハンターのガルマの部隊を全滅に追い込んでいる。そこでゼロの対処をする事になったのは、Dr.ケインが最初に生み出したレプリロイドであり、当時イレギュラーハンター第17精鋭部隊の隊長を務めていたシグマである。壮絶な激闘の末、シグマに追い込まれるゼロであったが、更に凶暴化したゼロはシグマを甚振る様に攻撃を繰り返す。しかし突如、額に浮かび上がる「W」のマークの反応によって苦しみ出したゼロは、シグマの渾身の一撃によって額のマークを破壊される。その後、機能停止したゼロはイレギュラーハンター本部に回収され、Dr.ケインによって綿密な検査が行われる事になる。
しかし、意識を取り戻した肝心のゼロ本人は、暴れていた時の記憶を失っており、それまでとは別人の様に大人しくなっていた。ゼロの高い潜在能力を見込んでいたシグマは、監視も兼ねて、彼を自らの指揮する第17部隊にイレギュラーハンターとして配属させる事になった。配属先で数々の功績を叩き出したゼロは、特A級ハンタークラスにまで上り詰め、新米ハンターとして同じく第17部隊に入隊したエックスの良き先輩であり無二の友にもなる。エックスの甘過ぎる行動には度々呆れていたものの、内心では彼を認めており、又、自らと同等かそれ以上である高い潜在能力の存在にも逸早く気付いていた。
かつての残忍で凶悪な破壊者としてのゼロと、エックスの親友としてのゼロの性格はまるきり別人であり、以後のシリーズでも二重人格的な扱いとなる。エックスの親友としてのゼロの性格はエックス以上に強烈に悪を憎み、悪(イレギュラー)には僅かの慈悲も無い。普段は極めて冷静沈着かつクールで、感情を殆ど介さずに任務を遂行するが、根は少々短気かつガサツでとても熱い性格。なお彼の性格は、かつての記憶が戻り始め、戦友のカーネルや自身に好意を寄せるアイリスを自身の手で葬らざるを得なかったX4より、彼にとってのイレギュラーという存在の定義そのものや自身の危険性の認識と共に激しく揺らいでいく事になる。その為X4の直後であるX5では迷う描写が見られ、ルートによっては自分自身を葬る事になる。生き残ったルートにおいてもその後のシリーズで自分の引き際を考えている節がある。その為、初期のシリーズにおいては戦うことに悩むエックスを支え成長される役割を負っていたゼロが、今度はエックスに支えられるようになったともいえる。なお、恋愛には凄まじく(おそらくエックス以上に)疎い。

覚醒ゼロ 編集

ロックマンX5において登場。シグマウィルスを大量に浴びたゼロが、自身にプログラミングされた「ロボット破壊プログラム」と共に本来の人格に覚醒したもの。それ迄のエックスの親友としてのゼロの面影は無く、エックスを倒す事を目的とし、零空間でエックスを待ち受けている。
X5においてゼロ覚醒ルートはバッドエンドルートであり、覚醒以後はゼロを使用出来なくなる。ゼロバスターの性能が圧倒的に上昇し、必殺技が変化、追加され、またイベント画面においては赤紫のオーラを纏い空中に浮遊しているなど、大幅に性能が上昇し、隠された機能も覚醒している。
また一定時間、覚醒ゼロを倒せないで居ると「幻夢零」という画面を覆う巨大な衝撃波をセイバーから繰り出す。これに触れると即死であり、連続で放ってくる上に発動するとゼロが無敵状態となる為、繰り出されると撃破する手段がない。
ゼロが覚醒するのは確率によるものであるが、X5においては確率を下げる事は出来ても確実に防ぐ方法が存在せず、また「ゼロをウィルス状態に13回以上汚染する」ことによって確率を100%にする事が可能である。

『ゼロシリーズ』時代 編集

ゼロシリーズではXシリーズにおける「熱い」部分は影を潜め、初期設定のクールで感情を余り感じさせない性格で登場する。尤も人から物事を頼まれると嫌とは言えなくなっていたり、子供に好かれていたり、丸くなっている部分もある。またシリーズを重ねシエル達と共に過ごす時間が長くなるにつれ徐々に熱い性格になりつつあるようだ。また、自分の信じたもの(エックスやシエル)の為に自分の力を貸すという事を戦う理由としており、Xシリーズ後半に見られた様な迷いは見せなくなる。Z3の展開によりゼロシリーズのゼロ自体は「魂は本物、体はコピー」という事になっている。なお、Xシリーズに登場していた時とは外見が大きく異なるが、これは両シリーズにおける世界観が違うためであり、本来の外見は変わっていない。

『ゼクスシリーズ』での設定 編集

意思を持つ金属片、ライブメタル・モデルZとして登場。適合者をロックマン・モデルZへと変身させる(但し、ライブメタルは英雄達のデータを入れたものであるため、ゼロであってゼロでないものと思われる)。

ロックマンエグゼシリーズ』での設定 編集

他のシリーズの者とは全く無関係ではあるが、ゼロウィルスから生まれた化身として登場する。テンプレート:節stub

作品ごとの位置づけ 編集

『Xシリーズ』初期はストーリーにこそ深くかかわるものの、デモシーンに登場するのみであったが、『X3』にて一部の場面でプレイヤーが操作可能となり、『X4』以降副主人公となる。エックスとは対照的に接近戦を得意するキャラクターを確立し、エックスと差別化を図っている。

『ゼロシリーズ』では全ての作品において主人公として登場。

『ゼクスシリーズ』では、主人公の行動をサポートするサブキャラクターとして登場する。またヒーローの変身アイテムのような役割も持つ。

スペック 編集

ゼロは『X1』での自爆から復元された際、ボディのデザインや武装等に様々な変更が加えられている。

ゼロバスター(ZERO-Buster) 編集

X3』迄のゼロの主武装。『X1』のみ、理由は一切不明だがエックスのアームパーツとデザインが同一であり、実際にエックスが受け継いだ後はアームパーツと同じ機能を発揮する(『イレギュラーハンターX』ではまた違う性能に変更されている)。『X1』にてゼロ自身がバスターを撃ったのは数度のみだが、小さなチャージショットでライドアーマーの腕を吹き飛ばしている。

X2』~『X3』ではデザインが一新され、エネルギーを充填させて撃つ「ハイパーZEROブラスター」は、デフォルトで2連発(ダブルチャージ)が可能などエックスバスター以上の性能を持つ(この時点でのエックスはパーツによる強化を経てのダブルチャージなのに対し、ゼロは加えてセイバーによる実質トリプルチャージが可能だった)。その後『X4』にてゼットセイバーが主武装となる事で使用されなくなる。

ゼットセイバー(Z-Saber) 編集

X2』以降に登場した武装。柄からエネルギーを刃状に発生させて敵を斬る剣状の武器。『X2』~『X5』までは刃が不定形の流動型だが、『X6』にてそれまでのものをエックスに譲り、新しく刃が固定形状のものを使用する。『ゼロシリーズ』では発生させる刃が薄い三角形状となる。

『X2』~『X3』では「ビームサーベル」と呼ばれ、外見こそ同じだが、エネルギーチャージをする事で非常に威力の高い一撃を繰り出す武器であった。「ゼットセイバー」へ名称や仕様が変更された経緯は公式に明らかにされておらず、それぞれを別の武器とする解釈も存在する。

『X4』以降はゼロバスターに代わり主武装となる。基本は連続で3回まで斬りつけることが可能(モーションは作品によって異なる)。また、必殺技・EXスキルのシステムと連動しており、ゼロが覚えた技を使う際に、技に合わせて刀身の形状や性質を変化させる。

なお、登場したのはX2からであるが、X1でのゼロのラフスケッチを見ると既に背部に剣の柄が装備されているのが確認できるため、登場当初からゼロのメインウェポンは剣にする予定であったことが伺える。

ゼットバスター(Z-Buster) 編集

X5』、『X6』での副武装。デザインは後期のゼロバスターと同一だが、あくまでも副武装であり、単発の威力の低いショットしか発射できない。また、『X5』では、メインをエックスにすると使用できなくなる。

その他の武器 編集

X7』、『X8』では、ゼットセイバー以外にも様々な武器を操る事が出来る(各追加武器の詳細な仕様は、各作品の該当する解説文を参照)。

さらに『ロックマンX コマンドミッション』では、様々な刀剣を装備して戦うことができる。

必殺技、EXスキル 編集

ゼロは、内部に組み込まれた機能「スキルラーニングシステム」によりボスを倒すと必殺技を会得する。英語的なエックスの特殊武器名とは異なり、技名は全体的に漢字を使用している。一部はエックスと共通の特殊武器を使用する。

コマンドアーツ 編集

「ロックマンXコマンドミッション」では、アクショントリガーの技として「コマンドアーツ」を使用する。

格闘ゲームのようなコマンドを制限時間内に入力すると、入力成功数(成功したかどうかは逐次表示される)だけ必殺技を展開する。コマンド内容は、従来の必殺技と異なり、格闘ゲームを意識した入力内容も見受けられる。便利な技ほど入力に必要なコマンドが複雑だがいずれも強力。基本的に剣を使用するため地上の敵にしか効果がないが、一部の技は空中に判定を持つ。

フォームチェンジ 編集

『ロックマンゼロ2』において、戦いの中でゼロがプレイヤーのプレイスタイルによってそれに特化した能力を持った姿に変わること。能力的な違いはもちろん、色まで変化する。

例:バスターばかり使うとバスターの攻撃力の高いエックスフォームになる

チップ 編集

『ロックマンゼロ3』にある機能。 ヘッドチップ・ボディチップ・フットチップの三種類があり、装備するとゼロを強化することが出来る。

  • ヘッドチップ - チャージ時間の短縮や立ち止まっていると体力が回復するなどの補助的な役割。
  • ボディチップ - 種類によってゼロのカラーが変わり、属性攻撃や即死になるトゲをダメージに変えるなど攻略に役立つ。
  • フットチップ - 特殊なステージでも普通に歩けるようになったり、ジャンプ・ダッシュに特殊能力を付加したり臨機応変に使い分けることが出来る。

隠し要素 編集

ブラックゼロ
ロックマンXシリーズにおいて登場。X2でゼロパーツを集めた際に登場するシグマによるコピーゼロ、通称「黒ゼロ」もこのブラックゼロに含む見方もあるが、ストーリー展開やデザインの違いを見ても、X4以降のブラックゼロとは別物である。
X4においては単なる色違いとして登場し、性能はノーマルと全く変わらなかった。
X5、X6においてはゼロのパワーアップ版として位置付けられ、本来ならば強化を経なければ得られない能力を最初から有している。一方で防御力は低くなり、より攻撃に特化したキャラクターとなっている。
X8においては「アンノウンゼロ」とも呼ばれる。
アルティメットモード
ロックマンゼロシリーズにおける隠しモード。すべてのフォームやエルフによる強化を最初から施された状態で使うことが可能。ただしアルティメットモードを出すのはゼロシリーズいずれの作品においても非常に難しいため、初心者救済ではなくご褒美としてのおまけモードの意味合いが強い。なお、色が若干変化し、赤がワインレッドになる。
ハードモード
ロックマンゼロシリーズにおいて一週クリアすると出現。ゼロの色が黒く変化し(コレとは別に「プロトフォーム」と呼ばれるフォームもある)、一切のスキルアップやエルフの使用が不可能になる。自然、ボスへの弱点攻撃もほぼ不可能(唯一初期状態でチャージができるシールドブーメランは性質上かなり使用が制限される)となり難易度は高い。『ゼロ3』では、チップの装備が可能でリコイルロッドのチャージも可能なので今までに比べて難易度が低くなっている。
アブソリュートゼロ
コマンドミッションに登場する隠しハイパーモード。直訳すると「絶対零度」であり、名前の通り氷属性を持つ。
使用すると大幅に攻撃力、スピードが上昇し、ゼロの姿も黒と紫を基本とした、翼のある悪魔の様なデザインに変化する。これはロックマンシリーズにおけるロックマンのライバルキャラであり、恐らくはゼロの兄弟機にあたるフォルテと似たデザインでもある。
遠距離重火器系のエックスとは異なり、武器はすべて近接格闘(要は拳と脚)となり、敵キャラに接近して直接殴ったり蹴ったりするアクションとなる。コマンドアーツもカラミティアーツとなり、入力形式が変化する。方向キーとボタン、もしくはボタン同士の組み合わせとなり、こちらのほうが比較的出しやすいようだ。
攻撃力は全キャラクターのハイパーモードのなかでもかなり高い。

ゼロを元に生まれた存在 編集

ゼロナイトメア 編集

X6にて登場。前作の「ゼロウィルス」のように全身紫色でゼロに瓜二つの外見をしている。ゲーム序盤では「ゼロの亡霊」と呼ばれ、一連のナイトメア事件の原因であるとも言われた。しかし実はゼロの破片を手に入れたゲイトによって作られた存在であり、人格は残忍にして凶悪である。前作の覚醒ゼロと似た技を行使するが、全体的に弱体化しており即死技も使用しない。 アナザーエリアに出現し、彼を倒すと本物のゼロがプレイヤーキャラとして復活する。弱点がゼロのゼットセイバー(X6ではエックスも使用している)である点は興味深い。 何の意図で製作されたのか、彼自身が何を目的としていたのか(会話からはエックスを倒すことを意識していたことから、多少覚醒ゼロの意識と似通ったものがあるとも推察される)など多くの部分は謎のまま退場した。 ちなみに彼を倒さなくても序盤以降ストーリーから外れてしまうキャラであるためゲームに登場しなくなるのみである(最後まで倒さないで居るとゼロはプレイヤーキャラに復帰しないが、復活だけはしている設定となっている)。

ハイマックス 編集

X6にて登場。ゼロのDNAデータを元に作られたレプリロイドで、驚異的な戦闘力を持つ。当初はエックスさえもを圧倒していたが、エックスやゼロの持つ特殊武器、必殺技の会得機能の前に敗れ去る。

オメガ 編集

ロックマンゼロ3』において登場した「ゼロのオリジナル (ボディ)」。 100年という封印期間を経た主人公のゼロはオメガの「コピーボディ」である。オメガの人格は残酷で、エックスシリーズにおけるイレギュラー時代のそれに近い凶暴性を秘めている。ある意味、ゼロの本来の姿(製作者が意図した「究極の破壊者」)とも言える。

ゼロがどのような経過を経て、いつオメガとコピーに分離したのかは不明であるが、事情を知っていると思われるエックスの発言によれば「ボディはオメガがオリジナルだが、魂(恐らくサイバーエルフ)はコピーのほうが本物」であるという。

ゼロのオリジナルボディであるためか、エックスシリーズで使用していた技と似たものをいくつか使用する(例として、三段切りの掛け声はエックスシリーズと同じ)。殆ど台詞はないが、「我はメシア(救世主)なり!! 」という印象的な台詞がある。なお、声優も異なる。 またゼロシリーズの未来であると思われる「ロックマンゼクス」においても印象的な台詞とともに登場する。

ロックマン・モデルZ 編集

ロックマンゼクス』にて、ライブメタル・モデルZによって変身した者。変身した者はゼロと似た姿となり、ゼロとほぼ同じ能力を発揮できる。特定の誰かがゼロの姿と能力を受け継いだものであり、あくまでもゼロとは別個の存在。

『ゼクス』作中では、ジルウェがこの形態に変身する。

登場作品 編集

声優 編集

  • 置鮎龍太郎 - ロックマンXシリーズ
  • 風間勇刀 - ロックマンゼロシリーズ、ロックマンゼクスシリーズ、SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS

テンプレート:Navigation2zh:傑洛

Smallwikipedialogo.png このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はゼロ (ロックマンシリーズ)にあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。

広告ブロッカーが検出されました。


広告収入で運営されている無料サイトWikiaでは、このたび広告ブロッカーをご利用の方向けの変更が加わりました。

広告ブロッカーが改変されている場合、Wikiaにアクセスしていただくことができなくなっています。カスタム広告ブロッカーを解除してご利用ください。

FANDOMでも見てみる

おまかせWiki