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グランド・セフト・オートシリーズ

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グランド・セフト・オート』(Grand Theft Auto、略称:GTAグラセフ)は、アメリカゲーム制作会社Rockstar Gamesが発売した、車を盗んで街中を走り回り、犯罪殺人を中心に何でも可能なコンピューターゲームのシリーズである。このゲーム発売後、このようなゲームスタイルのクライムアクションゲーム(『Mafia』『DRIV3R』『True Crime』『25 To Life』『Saints Row』『Just Cause』など)が多々販売されている。現在まで、全世界でシリーズ累計6,500万本の売り上げを記録している大ヒット作品である。

テンプレート:ネタバレ

概要編集

「殺られる前に殺れ!」 これがこのゲームで生き残る手段だ

ゲームタイトルは直訳すれば「車両窃盗罪」といった意味(よく“偉大なる”と誤訳されるが、Grand Theft=重窃盗罪という意味であり“偉大なる”という意味は含まない)であるが、シリーズでは車に限らず、陸海空の様々な「乗り物」がミッションにフィーチャリングされている。非常に自由度が高いことで好評だが、その内容が生き残るためなら誰彼構わず巻き添えにする事も可能であるため、暴力的過ぎるという批判も強い。

他のクライムアクションゲームに比べてNPCの行動やしぐさが人間的である。例えば『MAFIA』や『DRIV3R』といったクライムアクションゲームのNPCはただひたすら歩道を歩く人形のようなものだが、『GTA:SA』では主人公が魅力ある服装だとNPCから通りがかりに話しかけられたり誉めてくれたり逆にからかわれたりする。それ以外にもNPC同士が会話していたり、警官に反抗的なものがいたりとさまざまで他のクライムアクションゲームには無いNPCの人間描写がある。この人間的なNPCの行動はプレーヤーがゲーム内で無差別殺人を起こそうとする気を少なくすることにも貢献している。

シリーズの多くは、序盤(またはオープニングシーンまで)仲間だったキャラクターが後々裏切りプレイヤーと敵対する関係になるといった、モチーフとしているマフィア・ギャング映画に近いストーリーとなっている。

PC版では、個人などが作った非公式なMODと呼ばれる改造ファイルまたは改造プログラムにより、フェラーリポルシェと言った実在の車のモデルの追加・建造物・シナリオなどの改造を行う事が出来、アメリカをはじめ全世界で流行している。またPC版では有志が製作したオンラインプレイ用のクライアントソフトが作られていて、海外のサイト等からダウンロードする事でプレイ可能である(現在の主流は「GTA Rumble」及び「San Andreas Multiplayer」(SA:MP)である。ただしラグが生じ易いようである)。ただし、これらは正規のものではなくあくまで改造プログラムであり、何が起こるか分からない為、お勧めは出来ない。全米で問題となった改造プログラムもある。詳しくは下記参照。

アメリカではコカコーラとのコラボレーションとして、GTAのゲーム画面風なCGアニメによるコカコーラのCMが流された。CMはGTAの暴力的なイメージをまるっきり逆にしたピースフルな内容である。

シリーズ 編集

グランド・セフト・オート(映画) 編集

1977年に北米で上映した。日本国内では『バニシング IN TURBO』という名称でDVDが販売されている。ロン・ハワード監督作(兼サムフリーマン役)。

グランド・セフト・オート 編集

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同シリーズ第一作。1997年10月、北米で発売。見下ろし型ドライブゲームの形態を持ちながら、ギャング組織のチンピラ(ストリートギャング)がボスに指示をもらい、ミッション(犯罪)を実行する…という内容。日本ではパソコン版と、1998年にプレイステーション版が発売された。従来にない犯罪的な内容で一部の注目を集めると共に、その暴力性が問題視された。

グランド・セフト・オート ミッションパック #1 ロンドン 1969 編集

Grand Theft Auto Mission Pack #1: London, 1969は、『GTA1』の追加パック。舞台を1969年ロンドンとし、当時の欧州車が登場する。

グランド・セフト・オート ミッションパック #2 ロンドン 1961 編集

Grand Theft Auto Mission Pack #2: London, 1961は、『GTA1』の追加パック第2弾。

グランド・セフト・オート 2編集

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1999年10月発売。PC向けの製作で2D(x,y軸)。前作からの大きな変更点は「信頼度」の導入であり、これは各面ごとに3つの犯罪組織が対立しており、ある組織に気に入られるとより報酬の高い仕事をもらえるが、その代わり敵対する別の組織から報復を受ける、というものである。このため高い自由度に加えて、常に各組織の顔色をうかがいながらゲームを進めていくという戦略性が加わった。また、アメリカ合衆国が舞台だった前作に比べて「ザイバツ」や「ヤクザ」という組織名や「アサクサ」「ヒロシマ」のような地名、日本語が流れるラジオなど、妙に日本を意識した作りとなっている。さらに最大手配レベルが4から6になった。犯罪を起こしすぎると厳しいペナルティがさらに厳しくなるのである。
なお、Rockstar Gamesの英語版サイトでこのゲーム(英語表記)がフリーソフトでダウンロード可能である。

グランド・セフト・オート III シリーズ編集

グランド・セフト・オート III 編集

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当初プレイステーション2で発売され、後にPCやXboxに移植され世界中で八百万本規模の大ヒットを遂げる(公式には800万本と称される)。日本でも2003年秋にカプコンよりCEROレイティング18歳以上対象ソフトとしてプレイステーション2版が発売され、海外ゲームとしては異例の30万本ヒットを記録。ドリームキャストソフト『シェンムー』にも似た、架空の街「リバティーシティ」を構築し、自由にシミュレーションすることが人気を得た。同時に、暴力描写、特にチートを使用し、体がバラバラになる描写が話題となり、青少年による暴力や無差別殺人事件を誘発したとして批判され(後述)、神奈川県有害図書に認定される。2004年12月16日にカプコンから廉価版がプレイステーション2用として再販された。本作の主人公はクロード・スピード。

グランド・セフト・オート・バイスシティ 編集

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Grand Theft Auto IIIシリーズ第2弾。2002年10月プレイステーション2で発売、日本では2004年5月PS2日本版が発売された。その後に、PC版にも移植した。また、同国では前作Grand Theft Auto IIIをカップリングした徳用パック『グランドセフトオート ダブルパック』がXboxとプレイステーション2向けに発売された。アル・パチーノ主演のバイオレンス映画『スカーフェイス』、及び80年代を代表するマイアミが舞台のドラマ、『マイアミバイス(Miami Vice)』の強い影響を受けて作られた。本作の主人公はトミー・ベルセッティ。

グランド・セフト・オート・サンアンドレアス 編集

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グランド・セフト・オートIIIシリーズ第3弾。2004年10月26日PS2北米版が発売された。PS2日本版は不適切なシーン等を一部カットした上で2007年1月25日発売(CERO区分:Z = 18歳未満購入禁止)。都バスに同作品のラッピング車が都01系統を中心に走っている(公営機関のGTA広告は初)。2007年7月12日には、カプコンより廉価版が発売された。
舞台は1992年のアメリカ西海岸の架空の州、サンアンドレアス。州の中にはLos Santos、San Fierro、Las Venturasの3つの都市がある。サンアンドレアスとはモチーフとなっているロサンゼルスサンフランシスコラスベガスの都市を並行して走っているサンアンドレアス断層から来ていると思われる。本作の主人公はカール・ジョンソンという名の黒人
なお、PS2日本語版では問題のシーン以外の残酷描写等も(倒れている相手の上に乗り殴ったり、狙撃したとき首が飛ぶ描写など)大幅にカットされた。ユーザーからは散々待たせた挙句、あまりに北米版と違いすぎる為(北米版の修正版は問題のシーンの削除のみ)非常に不満の声が挙がっている。

グランド・セフト・オート・アドバンス 編集

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GTA初のゲームボーイアドバンス版。舞台はグランド・セフト・オートIIIに登場した「リバティーシティ」の10年前の話となっている。グランド・セフト・オート及びグランド・セフト・オート2と同じ見下ろし型となっている。日本版の発売予定はない。

グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ 編集

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グランド・セフト・オートIIIシリーズ第5弾で、グランド・セフト・オートシリーズ初のPSP版。2005年10月25日にPSP北米版が発売され、2006年6月6日にPS2北米版が発売された。2007年7月26日にPSPの日本版が発売され、2007年9月6日にPS2の日本版も発売された。今作は『GTA3』の約3年前の1998年を舞台にし、本作の主人公は同ゲームに登場したレオーネ・ギャングの一員 トニー・シプリアーニ。

グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ 編集

テンプレート:Rellink

2006年10月31日発売。グランド・セフト・オートIIIシリーズ第6弾、そしてPSP版第2弾として北米にてリリース、PSP同梱版も発売された。またPS2北米版が発売予定となっている。日本版はPSP、PS2版共に2007年12月6日発売された。
グランド・セフト・オート・バイスシティの2年前にあたる1984年のバイスシティが舞台。本作の主人公はランス・ヴァンスの兄ヴィクター・ヴァンス。

グランド・セフト・オートIV編集

テンプレート:Rellink テンプレート:コンピュータゲームの新製品

北米、欧州で2008年Xbox360PLAYSTATION3それぞれのハードで発売予定。2007年リバティーシティが舞台。主人公はヨーロッパ系男性のニコ・ベリック。[1]Xbox 360版のみ追加シナリオなどの追加データの独占配信が決定している。


各作品のタイムスケール 編集

サウンドトラック(ラジオ局) 編集

本作に関係する事件・問題 編集

テンプレート:観点 テンプレート:出典の明記

  • 日本やアメリカでは青少年が凶悪事件を起こすと、その都度本作のような暴力的ゲームの影響を取り沙汰し、バッシングの対象とすることが多い。事実、次期アメリカ合衆国大統領候補として有力視されている民主党のヒラリー・クリントンは本作品のような暴力・性描写を含むゲームに対する法的規制に賛同している。
  • 日本においても、東京都板橋区の社員寮が爆発し管理人夫婦が殺害された事件で、行方がわからなくなっていた高校一年生の長男(15歳)が逮捕されたが、産経新聞は長男がゲーム好きで、当時流行っていた『Grand Theft Auto III』が好きだったと報じている。ただ犯行原因は親子関係の軋轢の線が濃厚であるとされ、テンプレート:要出典 『Grand Theft Auto III』およびゲームとの関連性は事実上立ち消えとなっている。一連の報道は、マスコミ業界による悪意のある、偏向報道だとして批判が上がっている。
  • 上記のような事件が毎回全国へ報道される影響から、本作のような暴力的ゲームの影響を取り沙汰する際、ゲーム脳と合わせて規制を働きかける口実としてしばしば引き合いにされることもある。

訴訟 編集

米国では2003年6月7日このソフトを熱心にプレイしていた少年が警察署で警官など数人に発砲してパトカーを奪うという事件が起き、その後被害者遺族からメーカーと販売店に対して民事訴訟が起こされた。

有害図書とCEROへの影響編集

神奈川県は2005年6月7日、大手ゲームメーカー「カプコン」が販売するPS2版『Grand Theft Auto III』(GTA3)に残虐な内容が含まれているとして、神奈川県青少年保護育成条例の「有害図書」に指定した。5月30日の県児童福祉審議会で、「有害」指定すべきとの答申が出たことを受けて7日付の県公報で告示した。

同条例に基づき、このソフトは18歳未満への販売が禁止されるとともに、店頭での一般ソフトとの区分陳列が義務づけられるようになり、違反者には30万円の罰金が科せられる。また、神奈川県に続き石川県、埼玉県、大阪府も有害図書に指定した。さらに7月14日に開かれた全国知事会議で全都道府県(長野県の一部を除く)で有害図書に指定された。

この有害図書への指定と、その原因とされた一連の出来事を機に、コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)は旧区分で「18才以上対象」とされていたソフトを「Z(18才以上のみ対象)」と「D(17才以上対象)」の2区分へ変更するようレーティング制度を改めるとともに、各都道府県の青少年保護育成条例において「Z」区分と審査されたソフトを全て有害図書へ指定するようになった(GTA3以降のシリーズも全て「Z」区分となったため、ほとんどのシリーズが有害図書扱いとされることになった)。

しかし、神奈川県はわずか10分間の映像を見ただけで、実物をプレイせず有害図書類に指定したり、事前の根回し疑惑が発覚したこと、マスコミの情報を鵜呑みにする姿勢などが批判を集め、特に神奈川県知事松沢成文の行為および言動はゲーム愛好者以外からも非難され、松沢が運営するブログに寄せられたコメントも反対意見が全体の8割を占めていた。

にもかかわらず、松沢は「反対意見はごく一部。サイレントマジョリティーには支持されている」[2]などと発言し、反対意見を完全に無視しているが、著名人による有害指定に対する批判がほとんどなく、ブログに書き込むなどのネット上のみでの抗議活動が有効な抗議になっていたのか疑問に感じている人も多い。

性的シーン問題 編集

暴力的なゲームを非難しているアメリカの団体、NIMF(全米家族メディア研究所)が『Grand Theft Auto: San Andreas』にはインターネットでダウンロードできるHotCoffeeと呼ばれるMODを導入することで性的なシーンが見られるとして批判声明を発表。(このHotCoffeeはSan Andreasに元々からプログラムされていた当該シーンのロックを解除すると言うプログラム。)

Rockstar Games側は「ゲーム製作者側が意図したものでは無い」と反論したものの、2005年7月14日、米上院議員ヒラリー・クリントン連邦取引委員会に調査要求を出した。2005年7月20日には同ゲームのESRBのレーティングを「Mature」(M:17歳以上向け)から「Adults Only」(AO:18禁のソフト)へと引き上げられることになった。

Rockstar Gamesが公式に性的シーンはゲームに含まれていたことを認めた。ただし、HotCoffeeModなどを使わないと性的シーンを見られないことから自分からそのシーンを見ようとゲームを改造しない限り普通にプレイしていてそれが目に触れることはない。とはいえその改造行為はMODファイルさえ入手できれば非常に容易に行えてしまう。

性的シーンを無効にする(幾つかのバグフィックスも含む)パッチがリリースされた。また、流通されているソフトは一旦全て回収を行い、レーティングがAdultsOnlyに該当する要素を削除したバージョンとして再出荷されている。

2007年11月8日、テイクツーインタラクティブとRockstar Gamesを相手に損害賠償を求め、2006年に起こされた集団訴訟の和解が成立した。被告側は原告に対し一人当たり35ドルを返還し、賠償総額は102万5000ドル~275万ドルになると見られている。

尚、この問題を理由にMODファイルの導入が(実質的に)不可能なPS2版まで問題視するのはまったくの筋違いであり、発売を延期したSCEとカプコンの姿勢には批判も少なくない[3]

脚注・出典 編集

  1. アメリカのゲーム雑誌「Game Informer magazine」2007年5月号より
  2. 松沢にとってのサイレントマジョリティーとは何を意味しているのかは不明であるが、一部からはサイレントマジョリティーの意味が解かっていない状態で言っているのではとの声もある。
  3. No More Hot Coffee

外部リンク 編集

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