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アーマード・コア フォーアンサー(ARMORED CORE for Answer)は、フロム・ソフトウェアから発売されたロボットアクションゲームであり、アーマード・コアシリーズ12作目にあたる。2008年3月19日プレイステーション3Xbox 360版が同時発売。

通称はfAfor Answer)。アーマード・コア4の前日談である国家解体戦争から数えて数十年後の世界を舞台とした続編であり、AC4の登場人物の一部も、引き続き登場する。

キャッチコピーは「この戦いの向こうに、答えはあるのか。

ストーリー 編集

国家解体戦争から数十年…大気と土壌の汚染が深刻化した世界において、企業は危機的状況に陥った生活圏から脱すべく「クレイドル」と呼ばれる巨大な空中プラットホームを開発建造する。人類の過半数は高度7000M以上に設置されたクレイドルへ移住し、そこで生活することとなった。</br> 一方で人型兵器アーマード・コア「ネクスト」とその搭乗者「リンクス」は、存在そのものが戦局を左右する大きな脅威であるため、企業が興した組織「カラード」の管理下に置かれ、全てが地上へ残されることとなった。</br>

かつてレイレナード社を壊滅させ、アナトリアを滅ぼした2人のリンクスによる決闘から数年……企業間戦争の主役は超巨大兵器「アームズフォート」に取って代わられ、かつてのリンクス達は地上における尖兵と成り果てていた。</br>

そして物語は、名も知らぬ一人のリンクスが地上勢力「ラインアーク」を襲撃するところから始まる───

特色 編集

プロデューサーの鍋島氏によるファミ通のインタビュー、および公式サイトによると本作の特徴は以下の通り。

  • オンライン機能を使って(2人で)ミッション攻略ができる。
  • ヴァンガード・オーバードブースト(VOB)による時速2000kmでの高速移動
  • マップ上の物体ほぼ全てを破壊可能
  • マルチプレーヤーシステムの改善
  • 最大7kmの巨大兵器「アームズフォート」が敵として登場
  • 複数のシナリオ/エンディング
  • ボイスチャット機能
  • AC4のデータを移行可能
  • ゲーム内も含めドルビー5.1chに対応
  • ブリーフィング後のアセンブリ

キャラクター 編集

主人公
「アーマード・コア フォーアンサー 」のプレイヤーキャラクターである新人のリンクス。男性。本作ではパイロット名をいつでも変更できるようになったためストーリー上の本名は現時点で判明していない(デフォルトのパイロット名は「Unknown」であるが後述の人物とは別人)。企業からの依頼でネクストに搭乗し任務を遂行していくうち、彼の存在が企業間戦争においての重大な分岐点となってゆく。
オペレーター(声:伊藤美紀
主人公を担当するオペレーターで本名は不明。主人公を見出したと思われる女性にして、彼の教官的存在。女にあるまじき過激な発言が多く、冷徹かつ辛辣に主人公を叱咤激励する。なお、ミッションの分岐によってはストーリー終盤で彼女の意外な正体が判明する。

管理機構カラード所属リンクス編集

Unknown
純白のネクストAC「ホワイト・グリント」を駆るリンクス。ホワイト・グリントは非企業組織では最大勢力を誇るラインアークが所有するネクストであり、ランクは9。但し現行における最強クラスの戦力と認知されており、それがラインアークが企業と対立を可能とする主要な要因であると言って良い。カラードランクが登場リンクス内でも低いのは政治的な配慮である。
ネクストACの機体名称が、かつてのアスピナのリンクス、「ジョシュア・オブライエン」が使用したと同名であるが、関連性は不明。また彼に機体を提供したデザイナーが手がけた完全オリジナルの機体であるらしく、VOB使用時に可変するシステムを搭載している。
オペレーターはフィオナ・イェルネフェルト(声:坂本真綾)。彼女は前作におけるプレイヤーのオペレーターであったが、関連性は不明。
オッツダルヴァ(声:諏訪部順一)
ネクストAC「ステイシス」を駆るリンクス。ランクは1で、今作におけるトップランカー。その実力から、やがてラインアークの切り札であるホワイト・グリントとぶつかるであろうと言われている。毒舌家らしい。
彼の搭乗するステイシスはオーメル・サイエンス・テクノロジーの新標準機であるが、その鋭利なシルエットは、むしろ壊滅したレイレナードの影響が色濃く感じられる。
ウィン・D・ファンション(声:田中敦子)
ネクストAC「レイテルパラッシュ」を駆る女性リンクス。ランクは3。前作に登場したリンクス「霞スミカ」の後継で、インテリオル・ユニオン系の主要リンクスとして活躍する。華奢なイメージの機体ながら、その戦いは熾烈且つ容赦ない。
真鍮色の機体レイテルパラッシュは対立するGA陣営の恐怖と憎悪であると同時に、彼らの下品な揶揄の的である。
リリウム・ウォルコット(声:名塚佳織)
ネクストAC「アンビエント」を駆る女性リンクス。ランクは2。前作に登場したリンクス、「王小龍」の秘蔵っ子で、かつてBFFの女帝と呼ばれた「メアリー・シェリー」に次ぐ、新たな女帝と目されている。尚、前作にも「ウォルコット」の姓を持つBFF所属のリンクスが登場したが、関連性は不明。

ORCA所属リンクス編集

マクシミリアン・テルミドール(声:不明)
壊滅したレイレナードの遺志を受け継ぎ、レイレナード純正の逆関節ネクストAC「アンサング」を駆るリンクス。ORCA旅団の団長にして最初の5人の一人。扇情家にして傍観者にしてロマンチストという複雑な内面を持つ。企業世界における最重要エネルギーインフラ、アルテリアを襲撃する。
メルツェル(声:速水奨)
ネクストAC「オープニング」を駆るリンクス。テルミドールと行動を共にする最初の5人の一人。自らをリンクスとして優等ではないことを自覚しており、参謀として、もっぱら彼のサポートに徹している。「定跡」を意味する機体名にもそれが現れていると言えよう。「クローズ・プラン」と呼ばれる計画を推し進めているが、それが何を意味するかは不明。
オールドキング(声:小山剛志
アルゼブラのパーツをベースにした逆関節ネクストAC「リザ」を駆るリンクス。かつて反体制武装勢力「力リリアナ」を率いたり、ラインアークに所属していたりという過去がある。ORCA旅団の中でも特に異端な存在で、常にThinkerを口ずさむその孤高な性格は誰にも理解できない。とあるミッションで主人公へ「共にクレイドルを襲撃しよう」とACシリーズ史上最大級の虐殺を唆す。

登場組織 編集

GAグループ編集

GA(Global Armaments)
環太平洋圏を中心とした、世界最大の総合企業。
食料分野でアルゼブラと、化石資源分野でインテリオル・ユニオンと対立関係にあるほか、リンクス戦争当時内部対立していたGAヨーロッパを母体とするトーラスとの関係も悪い。
リリースするネクストは実弾に対する耐性に定評がある。また、アームズフォート“ギガベース”“グレートウォール”“ランドクラブ”を保有し、ランドクラブは量産されている。
有澤重工
日系の重工業系総合企業。
軍用車両や炸薬に専門性を発揮し、リリースするノーマルやネクスト用パーツは堅牢さに定評がある。
なお、第43代社長である有澤隆文はAMS適性を有しており、優秀なリンクスでもある。
クーガー
GAの完全子会社で、ロケットエンジン分野に高い専門性を発揮する。
リンクス戦争当時は、GAグループ全体がコジマ技術に関して他企業に後れを取っていたこともあり、技術的停滞が指摘されていたが、戦後の情報・人事戦略によりその差を埋めつつある。
MSACインターナショナル
GAの完全子会社で、ミサイルや電子機器を手掛けるハイテク企業。特に、ミサイル部門では業界全体で見てもリーディングカンパニーと呼ぶに相応しい立場にある。
BFF(Bernard and Felix Foundation)
欧州2位の規模を誇る総合企業。
リンクス戦争当時はレイレナード・アクアビット陣営に与し、GAグループとは対立関係にあった。戦後、首脳部を失うなど半ば壊滅状態に陥っていた所をGAの支援により復興する。
リリースする兵器は精密性や射程距離の長さに定評がある。また、アームズフォート“スピリット・オブ・マザーウィル”を保有する。

オーメルグループ編集

オーメル・サイエンス・テクノロジー
西アジア圏を拠点とする総合軍事企業。政治力に優れており、企業連(後述)の中でも強い発言力を持つ。
技術力に関してもその水準は高く、リンクス戦争以前には既に、コジマ技術の独自開発にも成功していた。戦後、同じくコジマ技術のリーディングカンパニーであり、壊滅したレイレナードの技術者を取り込んだことで、さらにその技術水準は向上している。
コジマ技術を巡り、旧アクアビット技術者が多数所属するトーラスとは競合・対立関係にある。
なお、インテリオル・ユニオンと共同でアームズフォート“アンサラー”を開発している。
ローゼンタール
財閥系巨大資本グループの一翼を担う総合軍事企業。
リンクス戦争以前からオーメルとは提携関係にあり、かつてはグループの盟主の地位にあった。しかし、戦後オーメルが旧レイレナードの技術者を吸収するなどの形で勢力を拡大したことにより、その地位をオーメルに譲り渡すこととなる。
極めて緻密な設計に裏打ちされた、汎用的でバランス感覚に優れた、癖の無い兵器を提供することで知られ、扱いやすさに定評がある。また、世俗的認知度も高い。
アルゼブラ
旧社名はイクバール。リンクス戦争後の首脳部刷新に伴い社名を変更した。
南アジア経済圏を実質支配する工業系総合企業で、豊富な人的資源と他企業には見られない特異な発想の兵器で知られる。とりわけ、機動性に特化したものが多い。また、アームズフォート“カブラカン”を保有する。
食料問題を巡り、GAとは対立関係にある。
テクノクラート
ロシアの国有企業が母体となる軍事企業。元々はイクバールの子会社であった。
リリースする兵器は無誘導のロケットランチャーなど、旧式のものがほとんどで、技術水準も低い。

インテリオルグループ編集

インテリオル・ユニオン
欧州第1の規模を誇る軍事企業。
高い技術力を誇り、特に旧メリエスが手掛けていたレーザー兵器に関しては、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにしている。
アームズフォート“スティグロ”“ランドクラブ”(GA製のものとは武装が異なる)を保有するほか、オーメル・サイエンス・テクノロジーと共同で“アンサラー”を開発している。また、トーラスと共同して“イクリプス”を開発し、量産も行っている。
GAとは化石燃料分野で対立関係にある。
なお、リンクス戦争当時から、レオーネメカニカ、メリエス、アルドラの三社による企業連合としてのインテリオル・ユニオンは存在していた。戦後アルドラがそこから離れ、レオーネメカニカとメリエスの合併によって生まれた企業が現在のインテリオル・ユニオンである。
アルブレヒト・ドライス
かつて企業連合体としてのインテリオル・ユニオンを構成していた重工業系軍事企業。アルドラとも略される。
ACの基幹技術の1つであるアクチュエータ複雑系(Actuator Complexity System:ACS)の開発元で、同技術のハードルが低くなった現在でも、高い専門性を発揮し続けている。
なお、現在のインテリオル・ユニオンとの関係は良好。
トーラス
リンクス戦争で壊滅したGAヨーロッパを母体とする新興企業。同じく壊滅したアクアビットの技術者を取り込んだことで、コジマ技術に関して極めて高い技術水準を有している。
コジマ技術に関してはオーメル・サイエンス・テクノロジーと競合関係にあるほか、GAEの親会社であるGAとの関係も悪い。

その他の組織編集

企業連
ほぼ全ての企業が籍を置く国際機構。企業社会の平和と秩序の維持がその目的だが、現在は形骸化が進み、「企業の総意」を表現する場としてのみ存在意義を保っている。しかし、オーメルの発言力が大きいことから、オーメルの意思を代弁する場もなりつつある。
カラード
企業連管轄下のリンクス管理機構。
リンクス戦争後、各企業が全てのリンクスの占有権を放棄し、共同管理する方針を取ったために生まれた組織。しかし現在では企業連が形骸化していることもあり、企業の意を受けたミッション仲介ブローカーの溜まり場と化し、カラードランクの管理とランクマッチの主催以上の事は実質、行われていない。
このため、実質的に企業専属となるリンクスや、そもそもカラードに所属しないリンクス「イレギュラー」も存在している。
ラインアーク
企業による支配とクレイドルを批判する最大の地上勢力。首長はブロック・セアノ。
流通の要衝、海上都市ラインアークを拠点とし、自由と民主主義を掲げているが、「来る者は拒まず」の姿勢を打ち出しているため、企業内の競争に敗れた者まで多数流入している。このため、政治的・社会的腐敗が進み、既にその理想は形骸化しつつある(ただし、首長およびその側近はこの理想を堅持し続けている)。
アスピナ機関
ネクストの操縦システムであるAMS(Allegory Manipulate System)の開発・研究を手掛ける研究機関。特にオーメルとの関係は深い。
リンクス戦争ではテスト個体であったジョシュア・オブライエン及びネクストAC“ホワイト・グリント”を実戦に投入していたが、戦後もその方針を維持し、データ収集のためにテスト個体を正規のリンクスとして登録し、実戦に投入している。
ORCA旅団
マクシミリアン・テルミドールとメルツェルが率いる勢力。密かにAFを所有していたり、彼等が計画している「クローズ・プラン」がクレイドルを大きく揺るがす事になる。

用語 編集

以下は本作(ACfA)で初出の用語を解説する。前作(AC4)と共通の用語はこちらを参照の事。
アームズフォート(AF)
リンクス戦争以後における企業の主力兵器。個人に依存しない量産・代替が可能な戦力を目指した回答。AC(約10m)の数百倍のスケールを持つ超巨大兵器(約200m~7km)であり、火力や防御能力もネクストの比ではない。
アサルトアーマー(AA)
コジマ技術による防護膜(フィールド)プライマルアーマー(PA)を攻撃に転用したもの。プライマルアーマーを犠牲にすることで周囲を一掃する大爆発を引き起こすことができる。ちなみにその爆発には敵からの攻撃を無効化する効果もある。
ヴァンガード・オーバードブースト(VOB)
外部ブースターをネクストの背部に取り付ける事により、通常のオーバードブーストを遥かに上回る時速2000kmを超える移動方法。短時間しか使用出来ない上に外部ユニットも使い捨ての為、専ら強襲活動や戦闘空域への長距離移動に使用される。
クレイドル
リンクス戦争の結果、世界中の地表にコジマ汚染が拡大したため、清浄な高度7000mの高空に企業が建造した居住用施設。人類の過半はすでに移住している。
また、現在の企業支配による体制そのものを象徴し揶揄する言葉でもある。

キャンペーン 編集

本ソフトの販売に先立ち、アーマードコア関連のHPを運営する個人からオフィシャルサポーターを募り、抽選で選ばれた31の個人サイトに公式サイトからのリンク、およびfAの最新情報の先行配信を行っている。

また、2月2日には招待者限定イベント"リンクスミーティング2008"が秋葉原UDXにて開催されており、ユーザーとの交流を重視したキャンペーンを実施している。このイベントには初代ACからのファンである岡部いさくがゲストとして来場した。発売日の前日である3月18日にも、同様のイベント"ArmsFort in MEGATHEATER ~リンクスミーティング3.18~"がイクスピアリにて開催され、そちらにはゲストとして岡部いさくの他、アメリカザリガニ原幹恵が来場している。

前作に当たる『アーマード・コア4』では、プロモーション映像や公式外伝作品がGyaO等のメディアに掲載・アップロードされていたが、本作のプロモーション映像の一部はYouTubeニコニコ動画にアップロードされている。これらの動画投稿サイトにて公開されている動画は公式サイトのものとは異なり、AC軍事評論家岡部いさく(即ち、AC世界の住人と言う設定)が、本作に登場する兵器を解説するというスタイルになっている。

関連項目 編集

外部リンク 編集

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