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ゆめにっき

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ゆめにっきとは、「ききやま」と名乗る個人がRPGツクール2003を用いて製作、2004年6月26日に発表した無料アドベンチャーゲームである。アップデートごとにマップなどが追加されており、最新バージョン(2007年10月1日発表)はver0.10である[1][2]

ゲーム内容 編集

主人公であるマンションの一室に住む少女[3]が、夢の中を彷徨い歩くゲームである。作者の紹介ページ[4]によれば歩き回るだけで目的はないとしているが、ゲームの目的に当たるものとして、各地に散らばるエフェクト(後述)を全て集めることが挙げられる。

流れとしては、現実世界 → 眠る → 夢の世界 → 頬をつねる → 現実世界というサイクルでプレイする。

現実
移動できるのは自室とベランダだけで、部屋の外に出ることはできない[5]。現実世界でベッドに潜ると、夢の世界に移行する。
部屋の外に出ると、扉の部屋と呼ばれる12の扉が円周上に並ぶフロアがあり、さまざまな夢の世界へとつながるゲートウェイとなっている。プレイヤーは好きな扉を選んで好きなだけ探索し、またいつでも頬をつねって夢から覚めることができる。

セーブは現実世界で机に向かうことで行う[6]。セーブをするためには一度夢から覚める必要がある。

ゲーム空間は各マップが非常に広大で、また多くのマップは無限ループとなっており、自分の現在位置を見失いやすい。さらにはマップ同士のリンクが複雑なので、攻略というよりはほとんど感覚でのプレイとなる。そのため、一度行った場所にもう一度行ったり、会ったキャラクターにもう一度出会うといったことが難しくなる。ただ、基本的にマップは固定でリンクもランダムではないため、きちんと筋道立てして攻略することもできる。

操作方法編集

カーソルキー、HJKL
主人公の移動。
Enterキー、スペースキー、Z
目の前のオブジェクトを調べる。キャラクターに話しかける。扉を開ける。ベンチに座る。ベッドに潜り込む。机に向かう。
(『ほうちょう』装備時)刺す
ESCキー、Insertキー、XCVBN、テンキーの0
メニュー画面を開く。エフェクトの着脱やゲームの中断はこちらから行う。
テンキーの1、フルキーの1
(エフェクト未装備時)座り込む。放置していると塞ぎ込む。
(エフェクト装備時)エフェクトごとの特殊操作を行う。
テンキーの3、フルキーの3
エフェクトごとの特殊操作を行う。(ごく一部のエフェクトのみ)
テンキーの5、フルキーの5
装備しているエフェクトを捨てる(扉の部屋でのみ)。捨てたエフェクトは卵の状態で置かれ、再び回収することもできる。
テンキーの9、フルキーの9
頬をつねって夢から覚める。

テンキーのみでプレイできるように作られている。 RPGツクール2003準拠であるため、上記に示したほかにもジョイパッドでの操作にも対応している。

テンプレート:ネタバレ

夢世界 編集

扉の部屋から扉を一つ選んで開けると、扉の向こうにはそれぞれ特徴のある世界が広がっている。 世界の多くは無限ループとなっており、広大なマップの中にその世界の住人や奇妙なオブジェクトが点在している。 プレイヤーは展開される世界を堪能しながら、エフェクトをくれるキャラクターや他の世界への入口を求めて探索していくこととなる。探索に飽きたら、可能であれば入ってきた扉に戻って他の世界に移動してもいいし、頬をつねって夢から覚めてもかまわない。

基本マップ一覧 編集

以下、扉の部屋から行ける12世界と、例外的に一つのマップについて記述する。 正式なマップ名はゲーム中には表示されず、構成ファイル名を除いて手掛かりも一切無いため、便宜上ファンサイトで用いられている通称をここでは用いる。

数字の世界
床に数字が書かれた世界。
ネオンの世界
ネオンのように明滅を繰り返すオブジェクトで出来た世界。この世界の住人も同様に明滅する。
盾民族の世界
盾をかざした人がオブジェのように配された世界。
ろうそくの世界
火をともした蝋燭が散らばる世界。
目玉の世界
マップのあちこちに目玉や手足の転がった世界。
落書きの世界
足元にさまざまな形のブロックが敷き詰められており、踏むと音がする。実はこの世界のマップは、全体が巨大な落書きとなっている。
壁画の世界
壁画があちこちに屹立した世界。
雪の世界
はじめから雪が降っている雪原の世界。かまくらの中に眠り続ける人がいる。
暗闇の世界
闇に閉ざされており、『でんとう』がないと何も見えない[7]
水たまりの世界
前述の暗闇の世界に似ているが、入ってきた扉や主人公が見えることから闇に閉ざされているわけではない。歩き回ると所々でぴちゃぴちゃと音がするが、時折これに月が映ることがあり水溜りであることが分かる。住人は存在しない。
ブロックの世界
立体的なブロックが配された世界。住人として、帽子とマフラーをした透明な人が一人だけうろついている。
森の世界
森林の切り開かれた箇所が迷路状に入り組んだマップ。ところどころにあるオバケを調べると…。
地獄
幾つかの世界からリンクを辿って流れ着く巨大な迷路。赤と黒を基調としたデザインから、『地獄の迷路』『赤い地獄』などと通称される。この迷路からしか行けないマップも存在する。

夢世界の住人 編集

ゲーム中では会話は一切行われず、イベント的に一部の世界で会話ウィンドウが開かれても意味不明な文字列が表示されるのみである。逆に、主人公が危害を加えられることは基本的にない(探索の障害になることはある)。

主人公が話しかけても住人のほとんどは無反応であるが、何らかのリアクションを返すキャラクターも一部あるほか、主人公を別の世界へ飛ばす役割のキャラクターもいる。主人公のアクション(話しかける・刺す)に対して普段は無反応でも、特定の条件や低確率で異なるリアクションを起こすものもいる。

鳥人間 編集

複数のマップで散見されるキャラクター。羽は持たないものの、口元が黄色いくちばしのように尖っていることから鳥人間と通称される。髪形や服装はさまざま。マップの特定の箇所でうろつくのみで無害である。話しかけても無反応。

『ほうちょう』で刺すと発狂鳥人間と呼ばれる状態に移行する[8]。発狂すると、目はピンク色に血走り左右の目がガチャ目(斜視)となり舌を突き出すので、明らかにそれと分かる。発狂した鳥人間は主人公を追いかけはじめ、触られると殴られたような効果音がして脱出不可能な閉鎖空間へと飛ばされてしまう(夢から覚めるなどで脱出自体は可能)。死なない[9]

鳥人間を刺すと、刺したキャラクターだけでなく他の全てのマップにいる鳥人間も同時に発狂する。発狂状態を解除するには一度捕まるよりほかにない。

イベント的に、最初から発狂している鳥人間が配置されたマップも存在する。

エフェクト 編集

夢の世界では特定のキャラクターやオブジェクトと関わりを持つことで、エフェクトと呼ばれる特殊能力を得ることができる。ゲームの目的はこれらを全て集めることだが、攻略自体に役に立つエフェクトはわずかで、それ以外は主人公のグラフィックや世界が変わるだけである。

  • エフェクトは夢の世界でのみ使うことができる。現実世界ではグレイアウトされており使えない。
  • エフェクトは同時に一つしか装備できない。同じエフェクトを再装備しようとするとエフェクトを外す操作となる。
  • エフェクトは扉の部屋でのみ捨てることができる。捨てたエフェクトは卵になってその場に置かれ、再び回収することもできる。
  • 全24種のエフェクト[10]を全て集めて扉の部屋に置くと、ある場所に変化が現れる。これを調べると…

エフェクト一覧 編集

名前効果特殊操作
じてんしゃ移動速度が速くなる。
移動速度がおかしくなるエンバグ回避のため、装備時にはベンチに座ったりベッドに潜ることができなくなる。
ベルを鳴らす。
めだまうで - 扉の部屋に戻る。
夢から覚めて再度ベッドに潜り込む手間が省けるため、プレイ時間の短縮に大きく貢献する。
でんとう闇に閉ざされたマップを明るく照らす。電灯の点け消し。
ほうちょう一部のオブジェクトやキャラクターを刺すことができる。
一部のキャラクターは主人公から逃げようとしたり、動作が速くなる。
包丁を持つ手を変える。
しんごう動くオブジェクトを停止させる。
停止時に変化が現れるキャラクターもある。
赤信号と青信号の切り替え。
かさ雨を降らせる。傘を回す。
ゆきおんな雪を降らせる。
おに - 雷を鳴らす。
雨が降っている時のみ有効。
ぼうしとマフラー - 雪だるまになる。
雪が降っている時のみ有効。
ブロンド金髪になる。座り込む。(非装備時と同じ)
ロングヘアー長髪になる。座り込む。(非装備時と同じ)
ウンコヘアー - ハエがたかる。(最大8匹まで)
ハエはその場に留まり、道しるべにできる。
のっぺらぼう - 首が回る。
かえるカエル人間になる。
特定のエリアでの移動スピードが通常より速くなる。
跳ねて鳴く。
ふとる - おなかが鳴る。
ふえ - 縦笛を吹く。
こびと一部の隙間や狭い穴を通ることができる。人数が増減する。(7人まで)
ネオン - 画面の黒で描画された箇所の色調が変わる。
なまくび首だけの姿となり動きが遅くなる。
タオルタオルにくるまる。くしゃみをする。
ねこ - 招き猫のポーズをし、画面外を含めたマップ内全てのキャラクターが主人公に引き寄せられる。
一部、反応する背景オブジェクトもある。
△ずきん - 身体が希薄になる。
キャラクターに気づかれなくなる。
まじょ - ほうきにまたがり飛ぶ。
(飛ぶといっても低空で、徒歩で進めない箇所には基本的に進入できない。)
ほうきでの飛行を楽しむことのできるイベントも用意されている。
ぶよぶよ - ぶよぶよする。

NASU 編集

現実世界の主人公の部屋においてあるファミコンのようなゲーム機、「ファミリィゲーム」に唯一差されたゲームカートリッジ。ミニゲームとして遊ぶことができる。

デカ鼻のキャラクターを左右に動かし、一つずつ次々と落下してくる茄子をジャンピングキャッチし続ける回数を競う。一度でも茄子を地面に落とすとゲームオーバー。 稀に左から跳ねてくるピンク色の茄子(ボー茄子)をキャッチすると高得点。一度のジャンプで通常の茄子と一緒にキャッチするとさらに高得点が得られる。

ネット上での評判 編集

世界観やゲームシステム、ほとんど何も明かされない内容、ラストシーンなどによりネット上で注目を集めた。

ストーリーがないうえにどこか退廃的な印象を持つためか、主人公(マンションの一室に住む少女)の境遇などについてインターネット上の掲示板などでは様々な見方がある。

脚注 編集

  1. KIKIYAMAHP
  2. 正確には、作者サイトでのみ配布されているバグ修正パッチを施したver0.10修正版が最新である。Vector配布の版は修正前のままであるため、自分で修正パッチを施す必要がある。
  3. 作者ページでは「主人公」と呼ばれており、名前は不明であるが、メニュー画面の名前欄に「窓付き」と書いてあることから、一般的に「窓付き」と呼ばれる。
  4. KIKIYAMAHP 「ゲーム紹介」
  5. 扉を開けようとすると、主人公は首を左右に振る動作をする。このような所作が見られるのはこのシーンだけで、いかにも意味深である。
  6. 机の上には、ゲームタイトルでもある夢日記とおぼしき冊子が開かれている。
  7. 実際には明度を落としているだけであるため、ディスプレイ環境によっては辛うじて見えないこともない。
  8. 他のキャラクターは刺されても悲鳴を上げて消えるだけで、このような所作を示すのは鳥人間だけである。
  9. 発狂した鳥人間を再度刺すことは難しいができる。が、やはり捕まり閉鎖空間へ飛ばされる。
  10. エフェクトには数えないが、メニュー画面のエフェクト一覧にはゲーム開始時の表示を再度見る『ゲームのせつめい』が加えられているため、最大で都合25種類のエフェクトを所持することになる。

関連項目 編集

  • LSD-1998年10月22日にPSソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。夢の中を理由もなくただ歩き回るという設定や世界観、ビジュアルの色使いなどが似ている。

外部リンク 編集

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